平均年収が日本でもトップクラスの会社として有名なのが三井住友トラスト・ホールディングスです。
平均年収が高い三井住友トラスト・ホールディングスに入社すれば自分の年収も上がるのでは?と考えている人も少なくないでしょう。
そのためこのページでは、三井住友トラスト・ホールディングスへの転職難易度や平均年収、三井住友トラスト・ホールディングスへの転職におすすめな転職エージェントなどを徹底解説します。
https://salaryup.biz/agent-recommend-salaryup/転職活動前にチェックしたい三井住友トラスト・ホールディングスの概要
まずは、三井住友トラスト・ホールディングスの会社やサービスの概要についてみていきましょう。
企業概要
企業概要は以下の通りです。
会社名 | 三井住友トラスト・ホールディングス株式会社 |
上場市場 | 東証プライム市場 名証プレミア市場 (証券コード:8309) |
設立 | 2002年2月1日 |
資本金 | 2,616億872万5,000円(2022年3月期) |
売上高 | 連結:1兆4,011億円 単独:633億円 (2022年3月期) |
主な事業・業界 | 銀行・金融 |
従業員数 | 連結:22,024名 単独:233名 (2022年3月期) |
拠点 | 本社:東京都千代田区 |
三井住友トラスト・ホールディングスは、銀行やクレジットカード、不動産、資産運用会社などを傘下に持つ持株会社です。中央三井トラスト・ホールディングスと住友信託銀行が経営統合して発足した会社で、三井住友トラスト・ホールディングスの中心事業は三井住友信託銀行となっています。
法人向けや比較的富裕層向けの資産管理や運用などの金融事業がグループの多くを占めています。
ちなみに、三井住友フィナンシャルグループと同一グループのような名前になっていますが、直接的な資本関係はなく、独立した存在として三井住友トラスト・ホールディングスが存在しています。
ダイナースカードを発行しているシティカードジャパン(現:三井トラストクラブ)や、各銀行と連携して運営している資産運用会社、上場企業の証券代行業務を行う会社など、大規模かつ幅広い金融サービスを提供しているグループとなっており、毎年安定して高収益を叩き出している企業といえます。
平均年収
三井トラスト・ホールディングスは日本でも有数の高年収会社であることはよく知られているとおりです。
2022年3月期に出された有価証券報告書に示されている平均年間給与は、12,684,000円となっています。
平均年収が比較的高い金融業界のトップクラスの企業ですので、納得の高年収となっています。
社風
三井住友トラスト・ホールディングスは縦社会の風土の強い社風といえます。
平社員や若手社員の裁量が大きいという口コミもありますが、比較的猛烈に働き、上層部の意向に沿って仕事をするような文化が強く、縦割りで仕事をしていく傾向が強いです。
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職難易度
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職難易度は非常に高いといえます。その理由は以下のとおりです。
- 求められる知見・スキルが高い
- 高い年収の企業であると知られている
三井住友トラスト・ホールディングスでは、傘下の中心企業である三井住友信託銀行への採用を行っています。
資産運用のコンサルティングや不動産取引、資産管理や承継など、個人や法人の資産管理に関わる業務を行うため、非常に高い知見とスキルが求められます。
それに加え、高年収企業であることが一般的に知られているため、優秀な人材が多く集まってくることが予想されます。求人数は少なくありませんが、競争は比較的高いといえるでしょう。
三井住友トラスト・ホールディングスで募集されている職種
三井住友トラスト・ホールディングスで募集される職種についていくつかご紹介します。
資産運用コンサルティング職
営業店舗にて、顧客に対して資産運用のコンサルティング提案を行う職種です。
投資信託や生命保険、承継型信託など幅広い金融商品の中から顧客に合う運用方法を提案することになります。
証券外務員資格が必須であり、証券会社や銀行などでの顧客営業経験者のみが応募できる職種とされています。
企画管理職
三井住友トラスト・ホールディングス社内のデジタル戦略や競合企業の調査、社内プロジェクトの進捗管理などを行う職種です。一般的な総務や経理業務も同じ職種として募集されています。
オフィスソフトのスキルや企画管理業務、簿記2級程度の知識が必須とされており、デジタル化業務推進や経理業務経験者が募集されています。
エンジニア職
プロジェクトマネージャー、データエンジニア、アプリケーションエンジニア、インフラエンジニアなど、業務単位で分かれてエンジニア職が募集されています。
三井住友トラスト・ホールディングス(三井住友信託銀行)では、デジタル化が非常に強く進められており、その中心で仕事をすることになります。
単なるツールの作成だけではなく、金融サービスとしての強固なセキュリティも求められるため、各エンジニア職の募集要項では比較的高いレベルのスキルが求められています。
三井住友トラスト・ホールディングスの口コミ・評判
三井住友トラスト・ホールディングスに寄せられている口コミ・評判を内容別にわけて紹介します。
現在在籍している方や過去に在籍している方が口コミや評判を書きこめるサイトに寄せられた評判を一部見ていきます。
給与面・待遇面の口コミ・評判
年収事例:入社6年目、主任、年収650〜700万円くらい。
給与制度の特徴:基本的に調査役になるまでは年功序列で昇格していき、年収1,000万円程度はみんな到達する。そこから上に行くのはかなり仕事ができないと厳しいかも。
年収事例:入社5年目 年収600万円から700万円残業代込み。
給与制度の特徴:5年目までは給与水準は同業他社とくらべても低い。5年半からポーンとあがり、8年目前後でまた大きくあがる。
給与制度の特徴:役職は余程のことがない限り一律で上がっていくが、ボーナスは所属部署の成績によって同期でも大きく異なる。リテールで実績を上げているひとはかなり給料が良いが、ホールに来た途端に大幅に給料が落ちる人もいる(ホールは事業環境厳しく、目標も高いため)。
出典:openwork
比較的、年功序列制度が強い傾向のようで、新卒で入社すれば順調に昇給していき、役職が変わる頃から個人差が出てくることがわかります。
ただし、所属する部署や職種や成績によっても変化するようなので、配属された部門や行う業務によっても比較的大きな条件の差が生まれるようです。
労働環境に関する評判・口コミ
若いうちからかなりの仕事量を任される。早ければ20台半ばで部下をもつことも。全社的に今の年次・階層のひとつうえの仕事を意識するよう求められる。
ワークライフバランスについては取り組みが遅れていると言っていい。全社的に残業が恒常化しており、組合も御用組合と化している。ただ20時退社を全社的に励行しつつ、半年に一回は早帰り月間を、そのうち一週間を早帰り週間と定めるなど労働生産性をあげようと努力はしているようだ。銀行業界で組合同士の繋がりがあり、その中でもトップクラスに労働環境は良くないようである。
今後の国内の事業展開を考えた場合、メガバンクに勝つヴィジョンが見えない。早くSMBCと統合し、三菱グループと伍するメガバンクグループとなるべき。もしくは、海外資本と手を組み、国内銀行との差別化をすることで生き残るか。いずれにせよ、今のままでは収益がジリ貧になり生き残っていくことはできないと考える。
出典:openwork
若いうちから仕事ができる人には仕事が回ってきて、昇進することも可能なようですが、長時間労働が常態化しているという口コミも見えるため、ワークライフバランスが良い環境とは言いにくそうです。
また、市場全体から見て、競合に勝つビジョンが見えないという口コミもありますので、やりがいを失っていってしまう人も少なくないのでしょう。
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職が向いている人の特徴
ここまで、三井住友トラスト・ホールディングスという会社がどんな会社なのかをご紹介してきました。では、三井住友トラスト・ホールディングスへの転職が向いている人はどんな人なのでしょうか?
向いている人の特徴をいくつかご紹介します。
激務でも耐えられる人
三井住友トラスト・ホールディングス(三井住友信託銀行)の職場環境は、比較的長時間働くことが常態化しているようです。
激務・猛烈に仕事をするという表現が近いようですが、こういった働き方がしたい場合や激務でも耐えられるような方にとっては良い職場と言えるでしょう。
高い年収を獲得したい人
三井住友トラスト・ホールディングスはグループ全体が高収益事業である金融や不動産事業を営んでおり、社員を高い条件で雇用しています。
求められるレベルは比較的高いものになりますが、高い年収条件で仕事をしたい人にとっては、チャレンジしたい会社でしょう。
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職を成功させるポイント
では、難易度が高い三井住友トラスト・ホールディングスへの転職ですが、転職に成功するために注意するべきポイントもあります。
3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ三井住友トラスト・ホールディングスへの転職チャレンジ前に確認しておくことをおすすめします。
自身のスキル・経験・実績を高める
三井住友トラスト・ホールディングスは、応募するだけでも比較的経験や実績、スキルが必要になります。
そして非常に人気の高い企業であるため、その会社に入社するには同じようなスキルや経験をクリアした中から選ばれる必要があります。
そのため、自身のスキルや経験を棚卸しし、必要であればそれらをさらに磨いていく必要があるでしょう。
最低限の応募条件をクリアしただけでは採用されるのが難しい可能性もありますので、競争相手に勝てるようなスキル、経験、実績を提示できるように準備しておくとよいでしょう。
求められる人物像を理解して、自身を売り込む
三井住友トラスト・ホールディングスに限らず、企業は転職希望者のスペックやスキルだけではなく、企業理念に基づいた行動をしてくれるかどうかもチェックしています。
そのため、どんな人材であればこの会社に求められているのかを理解し、「理想の人物像である」ことをアピールするとよいでしょう。
そのためには、三井住友トラスト・ホールディングスという会社をスペックだけで理解するのではなく、価値観や企業理念などを踏まえて理解する努力をするとよいでしょう。
転職エージェントを利用する
特に人気企業への転職の場合には、転職エージェントを利用した転職活動をするのをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、その企業の選考で想定される質問内容や書類選考の傾向などを事前に教えてくれることもありますし、応募前に企業の雰囲気を担当者から聞くこともできます。
難関企業への転職だからこそ、自身の転職活動を支えてくれる転職エージェントと二人三脚で進めていくことをおすすめします。
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職におすすめの転職エージェント
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職におすすめな転職エージェントは以下の特徴を持ったサービスです。
- ハイクラスに強い
- 求人数が多い
以上2つを兼ね備えている転職エージェントをご紹介します。
アサイン
アサインの概要
運営会社 | 株式会社アサイン |
得意業界 | コンサル/IT/営業/財務・経理 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 非公開 |
アサインは、20〜30代前半のハイクラスの転職に強みを持っている転職エージェントです。特にコンサルやIT業界、営業職への求人に強みを持っており、転職決定時の平均年収が850万円と若年層が転職で年収アップを目指す場合には、登録必須な転職エージェントといえます。
最初の面談では、キャリアの方向性や転職の希望を聞いてくれ、求人情報の紹介はありません。スキルやキャリアの方向性を合わせた求人情報を精査し、中長期的なキャリアの成功に近づける案件を3〜4社厳選して紹介してくれます。
- 高年収求人が多い
- 中長期的なキャリア相談が可能
- 担当者が全体的に優秀
アサインの評判・口コミ
とても誠実で親身になってキャリアの相談に乗ってくださりました。ろくに話もせずに20件以上の求人を送ってくる他社と比べて、本当に自分に合っている会社を提案してくれたので、もう一度転職するなら最初にアサインさんへ相談します。
Googleの口コミより
転職をこれまで何度かしてきましたが、どこの会社がいいよと言った一方的な職業紹介ではなく、これからのキャリアや、私の性格など、総合的に判断しアドバイスしていただけました。転職やキャリアに悩む友人がいたら、自信を持ってアサインさんをおススメします。
Googleの口コミより
- 20代30代から年収をアップしたい
- 中長期的なキャリアの成功に合わせて転職したい
- 営業やエンジニアなど、収入の高い業種のプロとして転職したい
\中長期的なキャリア相談も無料で可能/
JACリクルートメント
JACリクルートメントの概要
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
得意業界 | コンサルティング、管理職、各種専門職 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 約25,000件 (2022/4/18時点) |
JACリクルートメントは、年収600万〜1,500万円以上の求人を扱う、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職エージェントです。
約800名の転職コンサルタントが直接企業と求職者の双方とコンタクトを取るため、コミュニケーションの齟齬が起こりにくく、一人一人の求職者に適切な求人を紹介してくれます。
年収の高い求人が多く、ハイクラス求人に特化しているため、現在、管理職やスペシャリストとなっている人にとっては非常におすすめの転職エージェントです。
- 高年収求人が多い
- コンサルタントが多く・手厚い支援
- 利用者満足度が非常に高い
JACリクルートメントの評判・口コミ
他の人材紹介会社と比較すると、紹介が受けられる求人数はそれほど変わりませんでしたが、求人の質に関してはここが一番良かったし、条件面も良かった。キャリアコンサルタントは人によるので一概に評価できないが、私の担当者はかなり質が高かったように思います。求人に関しては比較的大手や外資系が多い印象を受けた。
他の大手エージェントは通常1名同士で面接のところ、2名がかりで面接してくださいました。また、他の大手では点数稼ぎに無理やりマッチングさせたり、人の職歴を見下したりするような感じを受けたこともありますが、こちらは親身に、非常に人間的なサービスをしてくださったことに感謝しています。
- ハイクラス求人で採用されて年収をアップしたい
- 丁寧な転職支援を受けたい
- さらに条件の良い会社に転職したい
\優秀なコンサルタントに無料相談可能/
ビズリーチ
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
得意業界 | 全業種・業界 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 10万件以上 |
ビズリーチは、印象的なテレビCMでもおなじみの転職サービスです。明確な転職エージェントサービスではありませんが、約1/3が年収1,000万円以上の求人情報であるため、転職で年収アップを目指す場合には、登録することが必須といえる転職サービスといえます。
優良企業からのオファーが届くため、登録だけでもしておくことをおすすめします。
- 転職で年収アップを目指したい
- 現在の年収が500万円以上ある
- 現在30代後半以上のハイクラス層にあたる
\優秀なヘッドハンターとつながる/
doda
dodaの概要
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
得意業界 | 全業種・業界 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 公開求人 129,686件(2022/4/14時点) |
dodaは、転職エージェント、転職サイト、ダイレクトスカウトの全ての機能を1つのサービスとして利用することができる転職サービスです。
求人数がリクルートエージェントに次いで圧倒的に多く、支援も手厚いため、年収アップのために転職したい場合にもおすすめできる転職エージェントです。
求人数も国内最大級でありながら、面接対策や職務経歴書の作成支援など、さまざまな支援も手厚く行ってくれるため、必ず登録することをおすすめできるサービスです。
- 転職サービスを網羅的に利用できる
- 求人数が多い
- 各種支援ツールが充実している
dodaの評判・口コミ
「希望の企業を探すツールとしていいと思う」
【良かった点】・大手が多い。優良企業からオファーがきた。(中略)・エージェントも4割程度は希望にそって求人を紹介してくれた(他社エージェントに比べると一番求人の質が良かった)。
みん評の「あずきさん」の口コミより抜粋
個人的にはdodaをおすすめします。理由は求人数が圧倒的に多いという点だけではなく、これまで2回利用した際、担当してくれた女性のアドバイザーの方がとても質が高かったから。1回目は運だと思うのですが、2回続けて良いということはそれだけ全体の質が高いという事だと思うので信頼できる情報だと思います。ちなみに2回目は履歴書も職務経歴書も前回の経験を活かし、しっかり練り込んで持参したつもりですが、それでもいろいろと手を入れてもらい、より完成度が高いものを作ってもらえました。
- とりあえず転職サービスに登録しようと考えている人
- 転職実績と豊富な求人数を求めている人
- アドバイザーから専門的な転職のアドバイスを受けたい人
\全サービス無料で利用可能/
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職でよくある疑問
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職に対してよくある質問・疑問に対しての回答を以下にまとめました。
三井住友トラスト・ホールディングスの年収はなぜこれほど高いのですか?
三井住友トラスト・ホールディングスは、1人の社員がかかわれる売上・利益の大きい金融事業を運営しており、年間で1兆円を超える売上(収益)をあげている企業です。
また、経常利益もコロナ禍の状態でも2,000億円前後を計上しており、非常に高収益体質の企業であることが伺えます。
これだけ超高収益事業を運営しており、その収益を社員の雇用条件へ還元し、さらに優秀な社員が入社してくるという良いサイクルが出来上がっているため、平均年収が高い会社になっているのです。
三井住友トラスト・ホールディングスの転職求人はどこから応募できるのですか?
三井住友トラスト・ホールディングスへの転職は、三井住友トラスト・ホールディングスのコーポレートサイトの採用ページや、転職サイト、転職エージェントから応募することができます。
募集されている職種が多いことと、転職難易度が高い企業であることから、コーポレートサイトや転職サイトに自ら応募するのではなく、転職エージェントを通じて応募することをおすすめします。
学歴がなくても三井住友トラスト・ホールディングスへの転職はできますか?
三井住友トラスト・ホールディングスのキャリア採用(中途採用)の募集要項に、具体的な学歴条件はありませんが、大学卒業未満の学歴は不利に働くでしょう。
そもそも、三井住友トラスト・ホールディングスの新卒採用が四年制以上の大学・大学院の卒業が条件となっているため、中途採用であっても大学卒以上の学歴が必要といえるでしょう。
まとめ
このページでは三井住友トラスト・ホールディングスへの転職難易度や平均年収、転職のポイントについて解説しました。
毎年、全国の平均年収ランキングでトップ30あたりまでに必ず入ってくる会社がこの三井住友トラスト・ホールディングスです。転職で狙うには狭き門ではありますが、転職に成功できれば一気に年収アップするチャンスでしょう。
このページの内容を踏まえて、転職を成功させられるように願っています。