MENU

三菱商事の転職難易度は?平均年収や転職のポイント、社風・会社の評判・口コミを徹底解説

三菱商事株式会社転職難易度・年収・社風・評判を徹底解説

平均年収が日本でもトップクラスの会社として有名なのが三菱商事です。

平均年収が高い三菱商事に入社すれば自分の年収も上がるのでは?と考えている人も少なくないでしょう。

そのためこのページでは、三菱商事への転職難易度や平均年収、三菱商事への転職におすすめな転職エージェントなどを徹底解説します。

https://salaryup.biz/agent-recommend-salaryup/

転職活動前にチェックしたい三菱商事の概要

まずは、三菱商事の会社やサービスの概要についてみていきましょう。

企業概要

三菱商事コーポレートサイト

企業概要は以下の通りです。

会社名三菱商事株式会社
上場市場東証プライム(証券コード:8058)
設立1950年4月1日
資本金約2044億円(2022年3月期)
売上高約17兆2648億円(2022年3月期)
主な事業・業界総合商社・卸売
従業員数単独:5,571名(2022年3月期)
連結:80,728名(2022年3月期)
拠点本社:東京都千代田区
国内拠点:9箇所
海外拠点:112箇所

三菱商事は、日本を代表する総合商社企業です。

一応業種は卸売に分類されますが、2022年7月時点で1,238社の子会社と436社の関連会社を有する超広範囲の業界で事業を展開する企業といえます。

▼三菱商事の会社説明

https://www.youtube.com/watch?v=N8vBh-m1c9Q

売上高も連結では日本国内企業のなかでトップ5に入るほどの規模であり、他の企業では考えられないほど大規模にビジネスを展開しています。

三菱商事社業績推移
三菱商事有価証券報告書より抜粋

多種多様な事業を行っており、一般的に利益率が低い事業にも規模の力を働かせて参入しているため、全体的な利益率が低く見えてしまいますが、税引き前利益でも数千億円〜数兆円の利益を叩き出す超高収益企業となっていることがわかります。

平均年収

三菱商事 平均年収推移
三菱商事有価証券報告書より抜粋

三菱商事は日本でも有数の高年収の会社であることはよく知られているとおりです。

2022年3月期に出された有価証券報告書に示されている平均年間給与は、15,588,893円となっています。

日本特有の会社のモデルであるといわれている総合商社の中で、最も売上が高い三菱商事ですが、平均年収でも日本トップクラスとなっています。

日本の平均年収は約440万円であるため、4倍近い平均年収であることがわかります。

社風

三菱商事は、非常に人数の多い会社のため拠点ごとに違った社風はありますが、日本を代表する大企業であるため、全体的には小説やドラマなどで描かれる堅い社風であるといえます。

また、個人の成果よりも組織の成果を求める意識が強く、組織としての戦いを重視する傾向があるようです。

目次

三菱商事への転職難易度

転職難易度

三菱商事への転職難易度は非常に高いといえます。その理由は以下のとおりです。

  • 新卒を重視した採用である
  • そもそも中途採用の枠が非常に少ない
  • 求められるスキル・経験が高い

三菱商事に限らず、総合商社の人事採用は基本的に新卒採用に大きく偏っています。

そのため、中途採用の枠が非常に少ないのです。三菱商事の採用ページを見る限り、中途採用の枠が全部で20人ほどです。数千人働く会社で、中途採用として募集する人数が20人弱と考えると、そもそもの枠が少ないことがわかります。

また、三菱商事は非常に優秀な新卒社員が入社してくることに加え、各分野で日本でトップクラスの規模の事業を展開するため、中途採用社員に求められるスキル・経験も非常に高いものになります。

そのため、三菱商事への転職難易度は非常に難しいといわざるを得ないでしょう。

三菱商事で募集されている職種

募集されている職種

三菱商事で募集される職種についていくつかご紹介します。

人事担当

三菱商事の人事部門の担当者が募集されています。

単なる人事担当だけではなく、人事戦略の立案・実行まで行うことが求められますので、自立して仕事をすることができる経験者が募集されていることがわかるでしょう。

大企業のマネジメントを担うため、たくさんのメンバーを率いたプロジェクトマネジメント経験なども求められています。

天然ガス取引担当

三菱商事で取引を行う天然ガスの取引、リスクマネジメント担当が募集されています。

単なる取引担当というだけでなく、自身でバリューチェーンの構築、開発立案などを担うため、業界全体を通して事業を構築して運営していくような力が必要とされています。

天然ガスの担当を例に挙げましたが、三菱商事で扱っている商材や業界ごとに各部門の専門のバリューチェーン構築やリスクマネジメント、取引などを行う担当者が募集されています。

三菱商事の口コミ・評判

口コミ・評判

三菱商事に寄せられている口コミ・評判を内容別にわけて紹介します。

現在在籍している方や過去に在籍している方が口コミや評判を書きこめるサイトに寄せられた評判を一部見ていきます。

給与面・待遇面の口コミ・評判

月並みの制度となっている。どの商社も変わらないのではないだろうか。若手は残業代次第で年収が変わってくる。年功序列で上がっていく制度。人事制度を変えようとしているが、なかなかそう簡単には変えられないのが実情である。どうしても若手は最低賃金からスタートし、ある程度まで上がるとそこからは人次第にはなるが、なかなか上がっていかない傾向にある。

管理職になれば世の中的にはかなりの高収入が安定的に貰える。むしろその結果、転職で給与を下げられず、社内でもパフォーマンスが悪い社員が滞留する原因にもなっている。

35歳、管理職。総年収は1700万円弱。海外駐在中ではない、国内勤務での給与。管理職のため、残業代も給与の中に含まれる。基本的な考え方としては、年収=月給+標準賞与+個人業績賞与+会社業績賞与。自分の場合、月給 55×12ヶ月標準賞与 夏と冬に150ずつ個人業績賞与 500(夏)会社業績賞与 200(夏)といったところ。

給与水準は日経企業では最高峰。残業代にもよるが院卒だったら3年目、学部卒でも4年目で1000万はほぼ間違いなく超える。夏のボーナスは3年目から満額になるが、3年目で約340万程で学生だった頃では考えられない程の金額が振り込まれる。院卒の給与推移は以下の通り(推測、聴取含む)1年目:400万(年度ではなく年、1年目の場合は4月~12月)2年目:800万3年目:1000万4年目:1100万5年目:1200万

出典:openwork

給与は基本的に年功序列に近い形で決まることがわかります。

そのため、成果を出すかどうかよりも組織として利益を出しているかを重視し、社員は日本トップクラスの高年収の給与体系で給料を得ることができるため、数年働けば自動的に1,000万円を超えるということです。

労働環境に関する評判・口コミ

金額規模の大きなビジネスを、政府や海外の大手企業と連携しながら進める事にやりがいを感じるのであれば合っている。ただ、自分の成果物や行動がどれだけプロジェクト全体/会社の業績に寄与しているかは全く見えないので、要注意。

1年目はみっちり研修が組まれていて、非常に勉強になる。研修を終え、OJTに進むと実際の職場の雰囲気がつかめてくるが、初期は新しいことを学ぶやりがいが多いの対し、慣れてくると自分で成長機会を見つけ、やりがいを見つけていく必要がある(当たり前だが)若手の新規事業提案はそこそこ可能なものの、それを実現できるかはまた別であり、若手から会社の中でスピーディに自己実現するのが難しいという観点では、働きがい、やりがいが薄くなってきてしまう。周囲との人間関係や仕事関係でバツをつけられず、偉い人に、どこまで信用・信頼してもらえるかが、やりがいに直結するのではないかと思う。

10年目位までは若手という扱いであり、基本的には年功序列のポジション逆転は起きない。最初1.2年は社会人としての基礎やマナーを徹底的に学び成長出来るが、結局その後は個人としてのスキルや専門性を磨く事が必要となってくる。

大企業ではあるが、1事業1事業は小さいチームで回しているので、担当領域によっては20代のうちから仕事を任される可能性は高い。ただし、資源ビジネスや電力のような大規模ビジネスでは、組織のギアの一つになることが強く要求されるので、20代後半でも雑務に留まることもある。すべての配属される部門・事業部次第で一般化は難しい。

出典:openwork

高年収を得られる会社である一方、事業規模が大きすぎて自分がどこにどう貢献できているのかを見失いがちというような口コミが見られます。

高い年収と引き換えにモチベーションを失ってしまうような状態に陥りやすいといえるのではないでしょうか。また、年功序列制度の会社であるため、若手のうちからバリバリやるのは難しい可能性が高いでしょう。

三菱商事への転職が向いている人の特徴

合っている人の特徴

ここまで、三菱商事という会社がどんな会社なのかをご紹介してきました。では、三菱への転職が向いている人はどんな人なのでしょうか?

向いている人の特徴をいくつかご紹介します。

高い年収を獲得したい人

三菱商事は、入社すれば年功序列制度の人事制度により、数年で年収1,000万円を突破できます。平均年収が日本でもトップ10に入るような水準ですので、基本的には入社できれば高い年収を獲得できるといえるでしょう。

ただし、年功序列制度であるため、入社してバリバリ成果を出したとしても、収入自体上がりにくい可能性がありますので、注意が必要です。

高いスキルを持っている人

三菱商事は、人材の多くを新卒採用でカバーしている会社です。

中途入社の枠は非常に少なく、その少ない枠を全国のハイスキル、ハイクラス人材と争うことになります。そのため、そもそも高いスキルや経験、実績を持っていない場合には入社すら難しいでしょう。

英語力が高い人

三菱商事は、国際的に事業を展開している企業です。海外拠点の数を見てもそれは明らかでしょう。

三菱商事では、グループ全体とのコミュニケーションもある兼ね合いから、各事業の運営担当者だけでなく、人事担当や法務部門などのコーポレート部門でも、ビジネスレベルの英語力が求められます。

ほぼ全ての部門で英語力が求められますので、英語力が高い人にとっては三菱商事は良い転職先でしょう。

超大規模事業を運営したい人

三菱商事に限らず、総合商社は日本国内でも事業展開の規模が桁違いに大きいです。

他の事業会社では考えられないほどの事業規模を担いたいと考えた場合、三菱商事は良い職場といえるでしょう。

規模が大きすぎてモチベーションが保ちにくいという口コミもありますが、大きな事業を運営したい人にとっては良いでしょう。

三菱商事への転職を成功させるポイント

転職成功のポイント

では、難易度が高い三菱商事への転職ですが、転職に成功するために注意するべきポイントもあります。

3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ三菱商事への転職チャレンジ前に確認しておくことをおすすめします。

自身のスキル・経験・実績を高める

三菱商事は、応募するだけでも比較的経験や実績、スキルが必要になります。

そして非常に人気の高い企業であるため、その会社に入社するには同じようなスキルや経験をクリアした中から選ばれる必要があります。

そのため、自身のスキルや経験を棚卸しし、必要であればそれらをさらに磨いていく必要があるでしょう。

最低限の応募条件をクリアしただけでは採用されるのが難しい可能性もありますので、競争相手に勝てるようなスキル、経験、実績を提示できるように準備しておくとよいでしょう。

求められる人物像を理解して、自身を売り込む

三菱商事に限らず、企業は転職希望者のスペックやスキルだけではなく、企業理念に基づいた行動をしてくれるかどうかもチェックしています。

そのため、どんな人材であればこの会社に求められているのかを理解し、「理想の人物像である」ことをアピールするとよいでしょう。

そのためには、三菱商事という会社をスペックだけで理解するのではなく、価値観や企業理念などを踏まえて理解する努力をするとよいでしょう。

転職エージェントを利用する

特に人気企業への転職の場合には、転職エージェントを利用した転職活動をするのをおすすめします。

転職エージェントを利用すれば、その企業の選考で想定される質問内容や書類選考の傾向などを事前に教えてくれることもありますし、応募前に企業の雰囲気を担当者から聞くこともできます。

難関企業への転職だからこそ、自身の転職活動を支えてくれる転職エージェントと二人三脚で進めていくことをおすすめします。

三菱商事への転職におすすめの転職エージェント

三菱商事への転職におすすめな転職エージェントは以下の特徴を持ったサービスです。

  • ハイクラスに強い
  • 求人数が多い

以上2つを兼ね備えている転職エージェントをご紹介します。

JACリクルートメント

JACリクルートメント
運営会社株式会社ジェイエイシーリクルートメント
得意業界コンサルティング、管理職、各種専門職
対応エリア全国
求人数約25,000件 (2022/4/18時点)

JACリクルートメントは、年収600万〜1,500万円以上の求人を扱う、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職エージェントです。

約800名の転職コンサルタントが直接企業と求職者の双方とコンタクトを取るため、コミュニケーションの齟齬が起こりにくく、一人一人の求職者に適切な求人を紹介してくれます。

年収の高い求人が多く、ハイクラス求人に特化しているため、現在、管理職やスペシャリストとなっている人にとっては非常におすすめの転職エージェントです。

>JACリクルートメントの評判・口コミ

JACリクルートメントはこんな人におすすめ!
  • ハイクラス求人で採用されて年収をアップしたい
  • 丁寧な転職支援を受けたい
  • さらに条件の良い会社に転職したい

\優秀なコンサルタントに無料相談可能/

ビズリーチ

ビズリーチ
運営会社株式会社ビズリーチ
得意業界全業種・業界
対応エリア全国
求人数10万件以上

ビズリーチは、印象的なテレビCMでもおなじみの転職サービスです。明確な転職エージェントサービスではありませんが、約1/3が年収1,000万円以上の求人情報であるため、転職で年収アップを目指す場合には、登録することが必須といえる転職サービスといえます

優良企業からのオファーが届くため、登録だけでもしておくことをおすすめします。

>ビズリーチの評判・口コミ

ビズリーチはこんな人におすすめ!
  • 転職で年収アップを目指したい
  • 現在の年収が500万円以上ある
  • 現在30代後半以上のハイクラス層にあたる

\優秀なヘッドハンターとつながる/

アサイン

アサイン
アサイン公式サイトより
運営会社名株式会社アサイン
得意業界コンサル/IT/営業/財務・経理
求人数明記なし
拠点東京
利用料金無料

アサインは、20〜30代前半のハイクラスの転職に強みを持っている転職エージェントです。特にコンサルやIT業界、営業職への求人に強みを持っており、転職決定時の平均年収が850万円と若年層が転職で年収アップを目指す場合には、登録必須な転職エージェントといえます。

最初の面談では、キャリアの方向性や転職の希望を聞いてくれ、求人情報の紹介はありません。スキルやキャリアの方向性を合わせた求人情報を精査し、中長期的なキャリアの成功に近づける案件を3〜4社厳選して紹介してくれます

転職エージェントアサインの評判・口コミを見る

アサインはこんな人におすすめ!
  • 20代30代から年収をアップしたい
  • 中長期的なキャリアの成功に合わせて転職したい
  • 営業やエンジニアなど、収入の高い業種のプロとして転職したい

doda

doda
doda公式サイトより
運営会社名パーソルキャリア株式会社
得意業界全業界・業種
求人数公開求人数:13万件以上 (2022/4/22時点)
拠点29拠点
利用料金無料

dodaは、転職エージェント、転職サイト、ダイレクトスカウトの全ての機能を1つのサービスとして利用することができる転職サービスです。求人数も国内最大級でありながら、面接対策や職務経歴書の作成支援など、さまざまな支援も手厚く行ってくれるため、必ず登録することをおすすめできるサービスです。

>dodaの口コミ・評判・特徴を確認

dodaはこんな人におすすめ!
  • とりあえず転職サービスに登録しようと考えている人
  • 転職実績と豊富な求人数を求めている人
  • アドバイザーから専門的な転職のアドバイスを受けたい人

三菱商事への転職でよくある疑問

三菱商事への転職に対してよくある質問・疑問に対しての回答を以下にまとめました。

入社する部門の指定はできますか?

基本的に、中途採用では「この部門のこの担当として応募する」という形での応募になるため、入社する際の部門や職種は指定できていると考えられます。

ただし、総合職のような形での採用となる可能性が高いため、部署移動や配置転換になる可能性はあります。

三菱商事ではどれくらいの英語力を求められますか?

三菱商事では、どの職種、どのポジションに応募するとしても、ビジネス英語が扱えるレベルの英語力を求められます。

職種やポジションが非常にたくさんあるため、タイミングによっても基準が変わる可能性がありますが、TOEIC800点以上のスコアを出せるレベルの英語力が必要と考えると良いでしょう。

三菱商事への転職はどこから応募できますか?

三菱商事への転職求人への応募は、三菱商事社のコーポレートサイトから応募する他、転職サイト、転職エージェントから応募することができます。

転職サイトや転職エージェントでは非公開求人になっている場合もあり、担当者から紹介された場合に応募することができるでしょう。

転職難易度の高い会社になりますので、支援を受けられる転職エージェントを利用して転職活動をすることをおすすめします。

学歴がなくても三菱商事への転職はできますか?

三菱商事は、新卒採用でも中途採用でも大学卒業以上の学歴を求めています。

そのため、大卒未満の最終学歴の場合には応募すら難しいです。またほとんど中途採用をしないため、大学卒業の学歴を今から整えても入社自体が難しい可能性が高いと考えておくとよいでしょう。

まとめ

このページでは三菱商事社への転職難易度や平均年収、転職のポイントについて解説しました。

毎年、全国の平均年収ランキングでトップ10には必ず入ってくる会社がこの三菱商事です。転職で狙うには非常に狭き門ではありますが、転職に成功できれば一気に年収アップするチャンスでしょう。

このページの内容を踏まえて、転職を成功させられるように願っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

経歴:国が発表している統計情報や転職エージェントとのやり取りから考えた、「戦略的な転職」1回で年収を2倍に。

目次