平均年収が日本でもトップクラスの会社として有名なのがM&Aキャピタルパートナーズです。
平均年収が高いM&Aキャピタルパートナーズに入社すれば自分の年収も上がるのでは?と考えている人も少なくないでしょう。
そのためこのページでは、M&Aキャピタルパートナーズへの転職難易度や平均年収、M&Aキャピタルパートナーズへの転職におすすめな転職エージェントなどを徹底解説します。
https://salaryup.biz/agent-recommend-salaryup/転職活動前にチェックしたいM&Aキャピタルパートナーズの概要
まずは、M&Aキャピタルパートナーズの会社やサービスの概要についてみていきましょう。
企業概要
企業概要は以下の通りです。
会社名 | M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 |
上場市場 | 東証プライム(証券コード:6080) |
設立 | 2005年10月12日 |
資本金 | 28億8462万円(2021年9月期) |
売上高 | 138億3323万円(2021年9月期) |
主な事業・業界 | M&A仲介 |
従業員数 | 連結:214名(2022年3月31日時点) 単体:146名(2022年3月31日時点) |
拠点 | 本社:東京都千代田区 支社:大坂府大阪市 |
M&Aキャピタルパートナーズは、人数がそこまで多くはありませんが、業績がある程度安定しており、ほとんどのメンバーがM&Aコンサルタントで占められている会社です。
▼M&AキャピタルパートナーズCM
中小企業を中心としたM&A仲介事業を運営しており、1件の成約で数億円が動くような取引を行っている会社です。M&Aコンサルタントには、成果に応じた非常に大きな成果報酬が設定されているため、平均年収が高くなっている成果主義な会社です。
業績も基本的に右肩上がりになっており、営業利益も大体40%近く、非常に利益率の高い事業モデルが構築されていることがわかります。
平均年収
M&Aキャピタルパートナーズは日本でも有数の高年収会社であることはよく知られているとおりです。雑誌や各種メディアでも高年収ランキング1位にも登場します。
2021年9月期に出された有価証券報告書に示されている平均年間給与は、26,884,000円となっています。
会社の業績が上がれば社員に還元される賃金が高くなる設定であるため、上下はありながらも日本の平均年収約440万円よりは非常に高い位置で推移していることがわかります。
社風
M&Aキャピタルパートナーズは、人を重んじる会社であり、チームワークも重んじられる社風です。しかし、それ以上に成果に対してシビアであり、出した成果に対して非常に大きなインセンティブが設定されています。
チームで結果を出せることに最も重きをおいており、競合他社と比べて人の営業力、コンサルティング能力で仕事をとってくる部分が大きいため、やはり成果を自分で出せる人が重宝されるでしょう。
M&Aキャピタルパートナーズへの転職難易度
M&Aキャピタルパートナーズへの転職難易度は非常に高いといえます。その理由は以下のとおりです。
- 国内でもトップクラスに高い年収であると知られている
- 高い営業力を求められる
- 新卒採用は行っていない
新卒採用をしておらず、日本国内でもトップクラスの年収であることが知られていますので、M&A業界、その他の業界から応募が殺到することが予想されます。
基本的にM&A仲介事業単体の会社であり、このあとご紹介するようにM&Aコンサルタント以外はほぼ募集すらされません。
また、M&Aキャピタルパートナーズ自体、そこまで人数の多い会社でもありませんので、求人の募集人数も多くありません。
そのため、M&Aコンサルタントという職種の狭い椅子を、全国でもトップクラスの営業やM&A業務経験者と争う必要が出てくるため、転職難易度は非常に高いといえます。
M&Aキャピタルパートナーズで募集されている職種
M&Aキャピタルパートナーズで募集される職種についていくつかご紹介します。
M&Aコンサルタント職
基本的にM&Aキャピタルパートナーズでは、M&Aコンサルタントの募集のみが行われています。
応募条件は、M&A業務の経験があることもしくは、金融系や営業、各社で若手トップクラスの実績を有していることとなっており、非常に高いレベルが要求されます。
M&Aコンサルタントは、M&Aニーズの発掘、お相手企業の発掘、M&Aに必要な資料の獲得、M&A案件の成約まであらゆる面で顧客を支援する業務です。
営業のような電話がけから、いわゆるコンサルタントのような専門的な調整やプレゼン能力も必要になります。コンサルタントの事務のような職種もありますが、あまり募集されることがありません。
M&Aキャピタルパートナーズの口コミ・評判
M&Aキャピタルパートナーズに寄せられている口コミ・評判を内容別にわけて紹介します。
現在在籍している方や過去に在籍している方が口コミや評判を書きこめるサイトに寄せられた評判を一部見ていきます。
給与面・待遇面の口コミ・評判
殆どが売上に比例する。その計算方法も明確であるため、自分の賞与額がどれくらいになるかも概ね計算できる。
営業活動がすべてで、案件をより多く成約させれば年齢に関わらず数千万以上の高収入が可能競合他社と比べると営業ができなかった時の風当たりは強くないように感じるが、周りとの収入の差が歴然なのでプレッシャーは感じる
成約がゼロの場合は420万円ほど。あとはチームや個人での成約率に準じて。
出典:openwork
M&Aに関する営業成果に対する成果報酬(ボーナス)の割合が非常に高いことがわかります。
成約できない場合の金額が日本の平均年収より若干少ない程度のため、成果を出したら出した分だけ、日本の平均年収にプラスされていくと考えると良いでしょう。
労働環境に関する評判・口コミ
社長の経歴にも関係があるのか、とにかくモノを言うのが「営業力」。この一言に尽きる。M&Aというワードで金融会社とは思わない方が良い。
良くも悪くも成約が全て。成約すれば、数百万、数千万単位でインセンティブが入る。組織体制や企業文化としては、周囲に教えたりナレッジシェアする環境はあるが、役職者であってもお金のためならば、1人で評価を得るような人もいた。
能動的に自分で考えて行動出来て、営業に自信のある人からすれば、サラリーマンとしてTOPクラスに良い環境だと思う。社長も同じフロアで働いて居り、お互いに話しかけられるなど、非常に風通しがいい。
出典:openwork
風通しがよく、1人1人の独立性や経営者マインドが重視される環境であることがわかります。それだけ各メンバーが優秀だからこそ、成果が絶対な風土であるというイメージなのでしょう。
成果を出せる人材であれば居心地が良い環境といえるのではないでしょうか。
M&Aキャピタルパートナーズへの転職が向いている人の特徴
ここまで、M&Aキャピタルパートナーズという会社がどんな会社なのかをご紹介してきました。では、M&Aキャピタルパートナーズへの転職が向いている人はどんな人なのでしょうか?
向いている人の特徴をいくつかご紹介します。
高い年収を獲得したい人
M&Aキャピタルパートナーズは、年にもよりますが日本で1番平均年収の高い会社ですので、稼ぎたいと考えている人、高い年収を獲得したいと考えている人には、合う会社といえるでしょう。
成果報酬の割合が非常に高いため、管理職などにならない限り、自身の成果がでなければ高い収入は獲得できませんが、スキルの高い中途採用メンバーだけが集まった会社ですので、入社できるスキルを持っている人であれば、非常に高い収入を獲得できることでしょう。
営業スキル・金融知識が高い人
M&Aキャピタルパートナーズは新卒採用をおこなっていません。(2022年7月現在)
また、売上、企業規模からすると人数も多くないという特徴があります。それは、全てのメンバーを中途採用で採用しており、営業や金融、M&A業界のプロを採用しているからです。
そのためM&Aコンサルの仕事に関連した経験、知識、実績を保持していないような人材は応募しても入社することができませんので、営業、金融などで経験、実績を持っている人にとってはM&Aキャピタルパートナーズは合っている会社といえるでしょう。
激務でも耐えられる人
実際に在籍していた(している)人の口コミ・評判からもわかるように、非常に高い報酬をもらえる一方で、業務量や業務のレベルは非常に高いといえます。
そのため、どうしても定時で帰るということは難しいことが多く、激務にも近いような仕事環境になっているようです。
しかし、ハードワークをしてがむしゃらに給料を上げていきたいような方や、とにかく実績を積み重ねたい人にとっては非常に合っている会社といえます。
M&Aキャピタルパートナーズへの転職を成功させるポイント
では、難易度が高いM&Aキャピタルパートナーズへの転職ですが、転職に成功するポイントもあります。
3つのポイントをご紹介しますので、ぜひM&Aキャピタルパートナーズへの転職チャレンジ前に確認しておくことをおすすめします。
自身のスキル・経験・実績を高める
M&Aキャピタルパートナーズは、応募するだけでも比較的経験や実績、スキルが必要になります。
そして非常に人気の高い企業であるため、その会社に入社するには同じようなスキルや経験をクリアした中から選ばれる必要があります。
そのため、自身のスキルや経験を棚卸しし、必要であればそれらをさらに磨いていく必要があるでしょう。
最低限の応募条件をクリアしただけでは採用されるのが難しい可能性もありますので、競争相手に勝てるようなスキル、経験、実績を提示できるように準備しておくとよいでしょう。
求められる人物像を理解して、自身を売り込む
M&Aキャピタルパートナーズに限らず、企業は転職希望者のスペックやスキルだけではなく、企業理念に基づいた行動をしてくれるかどうかもチェックしています。
そのため、どんな人材であればこの会社に求められているのかを理解し、「理想の人物像である」ことをアピールするとよいでしょう。
そのためには、M&Aキャピタルパートナーズという会社をスペックだけで理解するのではなく、価値観や企業理念などを踏まえて理解する努力をするとよいでしょう。
転職エージェントを利用する
特に人気企業への転職の場合には、転職エージェントを利用した転職活動をするのをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、その企業の選考で想定される質問内容や書類選考の傾向などを事前に教えてくれることもありますし、応募前に企業の雰囲気を担当者から聞くこともできます。
難関企業への転職だからこそ、自身の転職活動を支えてくれる転職エージェントと二人三脚で進めていくことをおすすめします。
M&Aキャピタルパートナーズへの転職におすすめの転職エージェント
M&Aキャピタルパートナーズへの転職におすすめな転職エージェントは以下の特徴を持ったサービスです。
- ハイクラスに強い
- 営業・コンサル業界に強い
- 求人数が多い
以上3つを兼ね備えている転職エージェントをご紹介します。
アクシスコンサルティング
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
得意業界 | コンサルティング |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 非掲載 |
利用料金 | 無料 |
アクシスコンサルティングは、8割近い求人情報が非公開求人であり、コンサル業界に特化しているエージェントであるため、面接対策なども専門的であり、成功率を高めることができます。
平均サポート期間も3年と非常に長い期間支援を続けてくれるので、中長期でのキャリア形成をコンサルティング業界で行っていきたいと考えている場合には、登録することをおすすめします。
- コンサルティング業界に転職したい
- 一般的には公開されていない優良求人情報がほしい
- 専門的な転職支援をしてほしい
JACリクルートメント
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
得意業界 | コンサルティング、管理職、各種専門職 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 約25,000件 (2022/4/18時点) |
JACリクルートメントは、年収600万〜1,500万円以上の求人を扱う、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職エージェントです。
約800名の転職コンサルタントが直接企業と求職者の双方とコンタクトを取るため、コミュニケーションの齟齬が起こりにくく、一人一人の求職者に適切な求人を紹介してくれます。
年収の高い求人が多く、ハイクラス求人に特化しているため、現在、管理職やスペシャリストとなっている人にとっては非常におすすめの転職エージェントです。
- ハイクラス求人で採用されて年収をアップしたい
- 丁寧な転職支援を受けたい
- さらに条件の良い会社に転職したい
\優秀なコンサルタントに無料相談可能/
ビズリーチ
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
得意業界 | 全業種・業界 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 10万件以上 |
ビズリーチは、印象的なテレビCMでもおなじみの転職サービスです。明確な転職エージェントサービスではありませんが、約1/3が年収1,000万円以上の求人情報であるため、転職で年収アップを目指す場合には、登録することが必須といえる転職サービスといえます。
優良企業からのオファーが届くため、登録だけでもしておくことをおすすめします。
- 転職で年収アップを目指したい
- 現在の年収が500万円以上ある
- 現在30代後半以上のハイクラス層にあたる
\優秀なヘッドハンターとつながる/
アサイン
運営会社名 | 株式会社アサイン |
得意業界 | コンサル/IT/営業/財務・経理 |
求人数 | 明記なし |
拠点 | 東京 |
利用料金 | 無料 |
アサインは、20〜30代前半のハイクラスの転職に強みを持っている転職エージェントです。特にコンサルやIT業界、営業職への求人に強みを持っており、転職決定時の平均年収が850万円と若年層が転職で年収アップを目指す場合には、登録必須な転職エージェントといえます。
最初の面談では、キャリアの方向性や転職の希望を聞いてくれ、求人情報の紹介はありません。スキルやキャリアの方向性を合わせた求人情報を精査し、中長期的なキャリアの成功に近づける案件を3〜4社厳選して紹介してくれます。
- 20代30代から年収をアップしたい
- 中長期的なキャリアの成功に合わせて転職したい
- 営業やエンジニアなど、収入の高い業種のプロとして転職したい
doda
運営会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
得意業界 | 全業界・業種 |
求人数 | 公開求人数:13万件以上 (2022/4/22時点) |
拠点 | 29拠点 |
利用料金 | 無料 |
dodaは、転職エージェント、転職サイト、ダイレクトスカウトの全ての機能を1つのサービスとして利用することができる転職サービスです。求人数も国内最大級でありながら、面接対策や職務経歴書の作成支援など、さまざまな支援も手厚く行ってくれるため、必ず登録することをおすすめできるサービスです。
- とりあえず転職サービスに登録しようと考えている人
- 転職実績と豊富な求人数を求めている人
- アドバイザーから専門的な転職のアドバイスを受けたい人
M&Aキャピタルパートナーズへの転職でよくある疑問
M&Aキャピタルパートナーズへの転職に対してよくある質問・疑問に対しての回答を以下にまとめました。
なんでM&Aキャピタルパートナーズの年収はこれほど高いのですか?
M&Aキャピタルパートナーズは、M&A仲介事業のみを運営している企業ですが、M&A1件の成約で仲介会社に数千万円の手数料が入ってきます。
その手数料の1〜2割が担当したコンサルタントの成果報酬となっているため、年に2件ほど成約させるだけで年収2千万円を超えるような状態になるのです。
M&A仲介業界は会社に入ってくる単価も、コンサルタントに入るインセンティブも高い傾向があり、業界全体的に同様の報酬体系であることが多いです。
特にM&Aキャピタルパートナーズは、役員よりも年収の高いメンバーもいるといわれており、非常に成果が評価されやすい仕組みになっているといえます。
M&Aキャピタルパートナーズの転職求人はどこから応募できるのですか?
M&Aキャピタルパートナーズのコーポレートサイトか、転職サイト、転職エージェントから応募するようにしましょう。
ただし、応募が殺到する可能性があり、非公開求人になっている可能性がありますので注意が必要です。
ちなみに、コーポレートサイトや転職サイトで応募する場合には、自身で全ての対策をする必要がありますので、転職エージェントを利用して、担当者の支援を受けながら転職活動を進めていくことをおすすめします。
学歴がなくてもM&Aキャピタルパートナーズへの転職はできますか?
M&A業界・M&A実務の経験があるか、未経験であれば大卒以上の学歴に加えて営業職や若手トップクラス、金融の知識があることが応募条件となっています。
そのため、大卒以上の学歴があることが最低条件と考えておくとよいかもしれません。
もし学歴が足りないと考えるのであれば、中小の学歴不問としているM&A会社に入社して経験を積むか、大学に入学して卒業するまで勉強をして準備することをおすすめします。
まとめ
このページではM&Aキャピタルパートナーズ社への転職難易度や平均年収、転職のポイントについて解説しました。
毎年、全国の平均年収ランキングでトップ10には必ず入ってくる会社がこのM&Aキャピタルパートナーズです。転職で狙うには非常に狭き門ではありますが、転職に成功できれば一気に年収アップするチャンスでしょう。
このページの内容を踏まえて、転職を成功させられるように願っています。