平均年収が日本でもトップクラスの会社として有名なのがヒューリックです。
平均年収が高いヒューリックに入社すれば自分の年収も上がるのでは?と考えている人も少なくないでしょう。
そのためこのページでは、ヒューリックへの転職難易度や平均年収、ヒューリックへの転職におすすめな転職エージェントなどを徹底解説します。
https://salaryup.biz/agent-recommend-salaryup/転職活動前にチェックしたいヒューリックの概要
まずは、ヒューリックの会社やサービスの概要についてみていきましょう。
企業概要
企業概要は以下の通りです。
会社名 | ヒューリック株式会社 |
上場市場 | 東証プライム(証券コード:3003) |
設立 | 1931年3月27日 |
資本金 | 1,116億900万円(2021年12月現在) |
売上高 | 447,077百万円(2021年12月期) |
主な事業・業界 | 不動産・ホテル |
従業員数 | 単独:189人(2021年12月期) 連結:1,496人(2021年12月期) |
拠点 | 本社:東京都中央区 |
ヒューリックは、不動産業の売買・賃貸・仲介を中心とした不動産の会社です。
不動産業全体を網羅しているような事業展開をしており、ホテルまで運営しています。平均年収ランキングでも毎回トップ5に入っているような会社であるため、非常に有名といえるでしょう。
基本的に売上も営業利益額も右肩上がりになっており、安定して高収益になる事業モデルで会社全体が運営されていることがわかります。
平均年収
ヒューリックは日本でも有数の高年収会社であることはよく知られているとおりです。
2021年12月期に出された有価証券報告書に示されている平均年間給与は、18,032,877円となっています。
また、グラフからわかるように、毎年社員の平均年収が上がっていっていることがわかります。
社風
ヒューリックは比較的、風通しが良い社風で人間関係が良好な感覚といえるでしょう。
OB会なども存在しているようで、風通しの良さがわかるのではないでしょうか。
しかし、高いパフォーマンスが要求されるため、和気藹々というだけではなく、チャレンジ精神とアクティブな行動が求められることも忘れてはいけません。
ヒューリックへの転職難易度
ヒューリックへの転職難易度は非常に高いといえます。その理由は以下のとおりです。
- 高待遇であることが知られている
- 育児休暇や各種福利厚生が充実している
以上の理由から、不動産業界のみならず、関連業界や職種経験者から応募が殺到することが予想され、ヒューリック自体が少数精鋭で運営されている会社であるため、中途採用枠もそこまで多いわけではありませんので、難易度は高いといわざるを得ないでしょう。
ヒューリックで募集されている職種
ヒューリックで中途採用で募集される職種についていくつかご紹介します。
企画・開発・事業推進担当職
不動産開発によって、エリア開発推進を行うポジション・仕事です。主に大型複合開発をおこなっていきます。開発用地の取得にかかわる企画、事業性検討、再開発企画と計画立案などをおこなうポジションです。
企画・計画だけではなく、実際の用地調達や開発後の運営など多岐にわたる業務に携わる仕事であり、大手不動産会社以外ではなかなかできない仕事といえるでしょう。
都市計画提案、再開発事業の経験や実績もしくは、オフィス・商業複合施設の事業開発経験や実績があることが応募要件となっているため、基本的にその道のプロフェッショナルが採用されるポジションといえます。
アクイジション職
不動産や不動産信託受益権の売買や運用をおこなうポジションです。
具体的には、不動産取引の情報の収集や調査、各種契約書の作成、社内社外の関係者、専門家とのやりとりや調整が業務となります。
宅地建物取引士(宅建)の資格取得が必須となっており、それに加えて不動産取引などに関わる経験や実績を持っている人が求められています。
いわゆる不動産取引にかかわるプロを求めています。不動産取引にかかわる経験や実績は必須ではないとされていますが、宅地建物取引士の資格取得したばかりの業界未経験では基本的に入社は難しいでしょう。
ヒューリックの口コミ・評判
ヒューリックに寄せられている口コミ・評判を内容別にわけて紹介します。
現在在籍している方や過去に在籍している方が口コミや評判を書きこめるサイトに寄せられた評判を一部見ていきます。
給与面・待遇面の口コミ・評判
賞与の比率が高い。昇給は一時期は殆どなかったが、最近は物価上昇率程度は増えているというらしい。
給与面ではかなり恵まれていた他方、ストックオプションを保有している人とそうではない人の処遇面の差が大きかったように感じられた。
給与面について不満をもつ社員はいない位満足出来る給与です。ただし、同じ新卒入社であっても年齢によって昇格のタイミングが異なる場合があります。
年収に対して賞与が占める割合が大きく、本人の評価次第では年単位で大きく年収がぶれる可能性もある。そもそもの給与水準が高いので、ぶれたとしても大きな問題にはならない。給与に対して、年功序列的な決め方をしておらず、評価次第では高額の報酬を得ることも出来る。
出典:openwork
高年収で有名なヒューリックですが、賞与の比率が高く、評価次第で一気に上がることがわかります。
また、年功序列的な年収の決め方がされていないということなので、評価さえ得られれば、平均年収以上の収入を得られることでしょう。
労働環境に関する評判・口コミ
外部の業者と関係をすでに構築できてる人の方が、活躍の機会を得られやすい。新卒は中途で入ってきたプロのプレーヤーからスキルを学ぶことができはするものの、外部の業者と関係を築いて案件を自分で見つけて社内で通すといった不動産屋の動きをすることが社風的に困難。中途人材はその点が許容されておりキャリアを伸ばしやすい。
企業業績の成長のスピードが速く業界内でも注目されていることから案件が多く集中し、仕事の機会には事欠かない。多種多様な仕事への取り組みが可能なことから、本人がやる気さえあれば大きく成長できる環境が整っていると思う。特に20代、30代でも本人の実力次第では大きな仕事を任せられることがあり、若手社員の勝代飼うの場も多い。
少数精鋭主義のため、若手であっても、大きな仕事を任されることがあり、働きがいは、あると思われる。
若いうちから色々な業務をどんどん任せるという社風のためやる気次第でいくらでも成長できる。
出典:openwork
社内にはプロフェッショナルが多く、少数精鋭のため若手でも大きな仕事をどんどん任せられるような社風であることがわかります。
ヒューリックへの転職が向いている人の特徴
ここまで、ヒューリックという会社がどんな会社なのかをご紹介してきました。では、ヒューリックへの転職が向いている人はどんな人なのでしょうか?
向いている人の特徴をいくつかご紹介します。
高い年収を獲得したい人
ヒューリックは、日本国内でも毎年トップ5に確実入ってくる高年収企業です。
平均年収の高い不動産業界でも日本で最も高い年収が提示される企業であるため、ガンガン稼ぎたい人は、ヒューリックへの転職が向いているでしょう。
業績も安定しており、平均年収も毎年のように上がっている会社であるため、安定感も抜群といえるでしょう。
高いスキルを持っている人
ヒューリックは、応募条件に「業界経験があること」が入っており、募集されている職種のプロフェッショナルを募集しています。
少数精鋭で高収益事業を運営している傾向が強いため、スキルや経験、実績がそれほどではないと考えられた場合には、入社自体が難しくなるでしょう。
宅建士資格の取得や不動産業界での経験だけでなく、実績やスキルが高いといえる方にとっては、よい転職先企業といえるでしょう。
成果・数字にやりがいを感じられる人
ヒューリックは、社風として風通しが良いのですが、基本的にプロ集団ですので、成果・数字に対してドライに向き合うような姿勢が重要といえます。
また、元社員の口コミにも「会社としてのビジョンがない」といったこともあるため、目の前の事業・収益を出すことにやりがいを感じられる人はヒューリックへの転職が向いているでしょう。
ヒューリックへの転職を成功させるポイント
では、難易度が高いヒューリックへの転職ですが、転職に成功するポイントもあります。
3つのポイントをご紹介しますので、ぜひヒューリックへの転職チャレンジ前に確認しておくことをおすすめします。
自身のスキル・経験・実績を高める
ヒューリックは、応募するだけでも比較的経験や実績、スキルが必要になります。
そして非常に人気の高い企業であるため、その会社に入社するには同じようなスキルや経験をクリアした中から選ばれる必要があります。
そのため、自身のスキルや経験を棚卸しし、必要であればそれらをさらに磨いていく必要があるでしょう。
最低限の応募条件をクリアしただけでは採用されるのが難しい可能性もありますので、競争相手に勝てるようなスキル、経験、実績を提示できるように準備しておくとよいでしょう。
また、ヒューリックの場合、人事交流がある銀行やヒューリックの各子会社・関係会社へ入社し、本部(ヒューリック)への転職を狙うというのも戦略の1つといえるでしょう。
求められる人物像を理解して、自身を売り込む
ヒューリックに限らず、企業は転職希望者のスペックやスキルだけではなく、企業理念に基づいた行動をしてくれるかどうかもチェックしています。
そのため、どんな人材であればこの会社に求められているのかを理解し、「理想の人物像である」ことをアピールするとよいでしょう。
そのためには、ヒューリックという会社をスペックだけで理解するのではなく、価値観や企業理念などを踏まえて理解する努力をするとよいでしょう。
転職エージェントを利用する
特に人気企業への転職の場合には、転職エージェントを利用した転職活動をするのをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、その企業の選考で想定される質問内容や書類選考の傾向などを事前に教えてくれることもありますし、応募前に企業の雰囲気を担当者から聞くこともできます。
難関企業への転職だからこそ、自身の転職活動を支えてくれる転職エージェントと二人三脚で進めていくことをおすすめします。
ヒューリックへの転職におすすめの転職エージェント
ヒューリックへの転職におすすめな転職エージェントは以下の特徴を持ったサービスです。
- ハイクラスに強い
- 求人数が多い
- 不動産業界に強い
以上3つを兼ね備えている転職エージェントをご紹介します。
JACリクルートメント
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
得意業界 | コンサルティング、管理職、各種専門職 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 約25,000件 (2022/4/18時点) |
JACリクルートメントは、年収600万〜1,500万円以上の求人を扱う、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職エージェントです。
約800名の転職コンサルタントが直接企業と求職者の双方とコンタクトを取るため、コミュニケーションの齟齬が起こりにくく、一人一人の求職者に適切な求人を紹介してくれます。
年収の高い求人が多く、ハイクラス求人に特化しているため、現在、管理職やスペシャリストとなっている人にとっては非常におすすめの転職エージェントです。
- ハイクラス求人で採用されて年収をアップしたい
- 丁寧な転職支援を受けたい
- さらに条件の良い会社に転職したい
\優秀なコンサルタントに無料相談可能/
アサイン
運営会社 | 株式会社アサイン |
得意業界 | コンサル/IT/営業/財務・経理 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 非公開 |
アサインは、20〜30代前半のハイクラスの転職に強みを持っている転職エージェントです。特にコンサルやIT業界、営業職への求人に強みを持っており、転職決定時の平均年収が850万円と若年層が転職で年収アップを目指す場合には、登録必須な転職エージェントといえます。
最初の面談では、キャリアの方向性や転職の希望を聞いてくれ、求人情報の紹介はありません。スキルやキャリアの方向性を合わせた求人情報を精査し、中長期的なキャリアの成功に近づける案件を3〜4社厳選して紹介してくれます。
- 20代30代から年収をアップしたい
- 中長期的なキャリアの成功に合わせて転職したい
- 営業やエンジニアなど、収入の高い業種のプロとして転職したい
\中長期的なキャリア相談も無料で可能/
ビズリーチ
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
得意業界 | 全業種・業界 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 10万件以上 |
ビズリーチは、印象的なテレビCMでもおなじみの転職サービスです。明確な転職エージェントサービスではありませんが、約1/3が年収1,000万円以上の求人情報であるため、転職で年収アップを目指す場合には、登録することが必須といえる転職サービスといえます。
優良企業からのオファーが届くため、登録だけでもしておくことをおすすめします。
- 転職で年収アップを目指したい
- 現在の年収が500万円以上ある
- 現在30代後半以上のハイクラス層にあたる
\優秀なヘッドハンターとつながる/
doda
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
得意業界 | 全業種・業界 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 公開求人 129,686件(2022/4/14時点) |
dodaは、転職エージェント、転職サイト、ダイレクトスカウトの全ての機能を1つのサービスとして利用することができる転職サービスです。求人数も国内最大級でありながら、面接対策や職務経歴書の作成支援など、さまざまな支援も手厚く行ってくれるため、必ず登録することをおすすめできるサービスです。
- とりあえず転職サービスに登録しようと考えている人
- 転職実績と豊富な求人数を求めている人
- アドバイザーから専門的な転職のアドバイスを受けたい人
\全サービス無料で利用可能/
宅建Jobエージェント
運営会社名 | 株式会社ヘイフィールド |
得意業界 | 不動産業界 |
求人数 | 2,000件以上 |
拠点 | 全国(首都圏がほとんど) |
利用料金 | 無料 |
宅建Jobエージェントは、不動産業界に特化した転職エージェントで、運営しているヘイフィールド社は不動産業界に対するサービスを幅広く手掛けているため、不動産業界への転職に非常に強いです。
利用者のことを考え、スマホ1つで転職活動が終わるようにサービスが設計されていたり、優秀なアドバイザーを多数揃えていたり、営業から管理職まで様々な職種の求人を取り揃えていることが特徴です。
ちなみに、宅建資格を持っていなくても、不動産業界の仕事が未経験だったとしても不動産業界への転職であれば、支援を受けることが可能です。
- 不動産業界への転職を考えている
- 宅建の資格を活かしたい
- 不動産業界特有の転職活動のアドバイスが欲しい
ヒューリックへの転職でよくある疑問
ヒューリックへの転職に対してよくある質問・疑問に対しての回答を以下にまとめました。
なんでヒューリックの年収はこれほど高いのですか?
ヒューリックは東京都を中心に、オフィスビルや商業施設など数多くの不動産を所有し、その不動産を貸し出す賃貸業をおこなっており、いわゆる「良い物件」を多く所有しているため、安定した収益を保っています。
安定収益に加え、優秀な社員を少数精鋭で揃え、成果報酬(賞与)を多額に支払う形で社員のモチベーションと優秀な社員を保っているため、ヒューリックは日本でもトップクラスに平均年収が高いのです。
ヒューリックの転職求人はどこから応募できるのですか?
ヒューリックへの転職は、ヒューリックのコーポレートサイトや転職サイト、転職エージェントからの応募が可能です。
ヒューリックに限らず、転職難易度の高い企業への転職の場合には、担当者から支援を受けられる転職エージェントを利用するのがよいでしょう。
学歴がなくてもヒューリックへの転職はできますか?
ヒューリックでは、基本的に大卒以上の学歴が応募条件に入っています。
そのため、大卒未満の学歴の場合には、大学に入学するなどの準備が必要でしょう。
ヒューリックで転勤する可能性はある?
基本的に、ヒューリックで転勤することはないでしょう。
ただし、子会社や関連会社との人材の配置転換などがあった場合にはこの通りではないでしょう。しかし、入社した部署や支社での勤務が基本となっているため、安定して働くことが可能といえます。
まとめ
このページではヒューリック社への転職難易度や平均年収、転職のポイントについて解説しました。
毎年、全国の平均年収ランキングでトップ10には必ず入ってくる会社がこのヒューリックです。転職で狙うには非常に狭き門ではありますが、転職に成功できれば一気に年収アップするチャンスでしょう。
このページの内容を踏まえて、転職を成功させられるように願っています。