平均年収が日本でもトップクラスの会社として有名なのがTBSです。
平均年収が高いTBSに入社すれば自分の年収も上がるのでは?と考えている人も少なくないでしょう。
そのためこのページでは、TBSへの転職難易度や平均年収、TBSへの転職におすすめな転職エージェントなどを徹底解説します。
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まずは、TBSの会社やサービスの概要についてみていきましょう。
企業概要
企業概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社TBSホールディングス |
上場市場 | 東証プライム(証券コード:9401) |
設立 | 1951年5月10日 |
資本金 | 約549億8,600万円(2022年3月期) |
売上高 | 約3,582億6,900百万円(2022年3月期) |
主な事業・業界 | テレビ・放送 |
従業員数 | 単独:111名連結:6,454名 |
拠点 | 本社:東京都港区 |
TBSホールディングスは、有名な全国ネットのテレビ局であるTBSを傘下に抱えている認定放送持株会社です。
高年収で知られるテレビやラジオ、CSなどのマスメディアを中心に事業展開をしている会社になります。
営業利益率は低くなっていますが、200億円前後の利益が本業から出ている高収益企業であることがわかります。
平均年収
TBSホールディングスは日本でも有数の高年収会社であることはよく知られているとおりです。
2022年3月期に出された有価証券報告書に示されている平均年間給与は、14,495,000円となっています。
直近でみると、平均賃金水準が右肩下がりになっていることがわかりますが、平均年齢も下がっていますので、致命的な下がり方とは言えないでしょう。
また、下がってきているとはいえ、1500万円前後が平均年収になるため、日本の平均年収の3倍以上の年収がTBSでは普通であることからも年収の高い企業である証明といえます。
社風
TBSは保守的で少し古い考え方が強い社風といえます。
報道・ドラマのTBSという自負が強く、その伝統が今でも続いているという意見も多いです。
最近はワークライフバランスが報道でも広げられているため緩和しているようですが、比較的他の業界よりもワークライフバランスを取りにくい仕事の仕方でもあるようで、多くの口コミで、「仕事とプライベートの切り替えが難しい」という声が出ています。
そのため、大企業の動き方、保守的な考え方、猛烈に仕事をしたいという方にとっては、給与も高いため良い職場といえるでしょう。
TBSへの転職難易度
TBSへの転職難易度は非常に高いといえます。その理由は以下のとおりです。
- 非常に高いレベルのスキル・経験を求められる
- 年収が高いことが知られており、人気が高い
TBSの中途採用の募集枠は、「IT企業で大規模システムの開発経験」や「大規模・高負荷・高信頼性システムの構築・運用経験」など、比較的高いスキル、経験を求められています。
また、一般的なイメージのテレビ局社員の職種ではなく、ほとんどがエンジニアなどの専門的なクリエイターの募集となっています。
それに加え、他の業界よりも高い平均年収であることが知られているため、競争率が非常に高いといえます。
TBSで募集されている職種
TBSで募集される職種についていくつかご紹介します。
CG開発エンジニア
最先端CG技術の映像コンテンツへの導入や、CG設備の検討、開発推進を行うポジションです。
特にオンラインゲームなどでの開発経験が求められるため、ゲーム開発の分野のスキルが求められるといえます。
年収は650万円〜となっていますが、能力によってさらに高い雇用条件での入社も可能になります。
放送システム構築プロジェクトマネジャー
放送システム、回線・送出・配信の設計、構築・運用を行うポジションです。
次世代放送システムを構築するため、クラウドや大規模システムの開発経験が必須となっています。
こちらも年収は650万円〜となっていますが、能力によってさらに高い雇用条件での入社も可能になります。
以上2職種以外にも募集されることがありますが、各職種の枠が多くなく、ほとんどの職種がエンジニアなどの一般的なテレビ局のイメージとは違うような職種が多いです。
TBSの口コミ・評判
TBSに寄せられている口コミ・評判を内容別にわけて紹介します。
現在在籍している方や過去に在籍している方が口コミや評判を書きこめるサイトに寄せられた評判を一部見ていきます。
給与面・待遇面の口コミ・評判
制作報道編成事業はみなし残業がつくが、それ以外は付かないので大きな差が出る。当然だが、評価は数字(視聴率や売り上げ)による。
入社年次により、同じ正社員でも「TBSテレビ採用」と「TBSホールディングス採用」が存在する。両者の給与の差は歴然としたものがあったが、近年給与制度自体の1本化がなされたことにより少しずつ近づいている。しかし現在でも年収には差があり、退職金に至っては前者は後者の四分の一程度しか積み立てられていない。この差はある年次に会社組織変更によって生じてしまったものであるため、仕事内容自体は前者と後者で全く変わらない。同様に求められるレベルも変わらず、全く異なる報酬のなかで「同じだけ頑張れ」と言われる状態。現管理職はすべてホールディングス採用のため、テレビ採用側のこの憤りについては理解できていないと思われる。
キー局はどこも日本の中ではトップクラスとされています。残業青天井は昭和の話。ましてや今では外資などとは比較になりませんので、想定内です。過度の期待はしない方がよいです。役員もその延長で、大手メーカーなどの方がよいでしょうの範囲です。
年収事例:新卒入社8年目 年収900万円
給与制度の特徴:残業代、諸手当がかなりつきます。基本給はあまり高くない。業績に応じボーナス支給。昨年は視聴率がよかったため支給額も多かった。
出典:openwork
TBSテレビとTBSホールディングスでも基本的に雇用条件が違うことがわかりますが、それでも他の業界、企業と比較して高収入であることがわかります。
また、ポジションによって評価軸が違うようなので、評価されやすいポジションやタイミング、職種に就くことができれば一気に年収をアップさせることができるかもしれません。
労働環境に関する評判・口コミ
ワークライフバランスは一般的な会社と比べると取れていないのではないかと思いますかこれは一概に言えることではなく部門や部署、上司などの環境によって大きく変わってくると思います。しかしワークライフバランスがあまりにも目的になりワークライフバランスのためにあらゆるシステムや制度ができているようで少し煩雑かつ複雑なことになっていると思います。また家族支援なども非常に考慮されているかと思われますしかしながら男性の育児休暇などはやはり常識的な範囲で難しい部分を感じていることもありました。一方公共の電波を扱っている企業としてそれなりの努力や模範を示そうとしている部分も感じられます。こういった取り組みはコロナアフターコロナニューノーマルといった多種多様な働き方を雇用する社会の中で加速していくような気もいたします。
根本精神は昭和でマッチョだが、世間からの外圧で最近は軟化。建前上は推進しているが、積極的に取る人は、変わり者扱い。取りた人は取れば?というスタンス。割り切りが必要。
報道・ドラマのTBSを自負しており、その伝統は今も続いている。保守的であり年功序列の体質は長年変わっていない。
おおらかです。放送局としては老舗できちんとはしていますが、規則は在京キー局のなかでは少ない方と言われています。新聞社の影響は、よく聞かれますが全くありません。日本テレビ、テレビ朝日は新聞社の影響が現場にまでくることがあります。テレビ東京しかり。毎日新聞はそのような存在でなく友好関係。但し、系列地方局はその限りではありません。女性の働く環境は、日本屈指としばしば雑誌などでとりあげられます。社の勢い。今はフジテレビが急降下中のこともあり上昇期でしょう。ドラマがコンスタントにあたり、情報番組も底上げ。報道は ?-―?。 サンデーモーニングは、局で最強の番組ですけど。報道特集という老舗番組もありますが。事業は、がんばっていますけど、体制自体がやや弱いですかね。
出典:openwork
保守的、年功序列のような社風であり、2022年現在でも少し猛烈に仕事をするような働き方も残っているようです。
また、少しずつ風土や働き方が変化しているという傾向はあるようですが、社内体制も年功序列制度が強いため、変化が遅いと感じる方が多いようです。
TBSへの転職が向いている人の特徴
ここまで、TBSという会社がどんな会社なのかをご紹介してきました。では、TBSへの転職が向いている人はどんな人なのでしょうか?
向いている人の特徴をいくつかご紹介します。
高い年収を獲得したい人
TBSホールディングス、メイン事業であるTBSテレビのどちらでも、平均年収が1,000万円を超えるため高い年収を獲得したい人にとっては向いている会社といえるでしょう。
しかし、営業やコンサルティング会社などのように自分の力や成果というよりも、年次や年齢で年収が高くなっていく傾向があるため入社すぐに年収1,000万円を超えるのは難しいかもしれません。
高いスキルを持っている人
TBSに限らず、テレビ局は新卒社員から継続して雇用されている人が多く、平均勤続年収が22年と離職率が低い業界といえます。
そのため、中途採用で募集するのは、自社では育てるのが難しいようなある分野のプロフェッショナルであることがほとんどです。
募集されている求人に合致するような高いスキルや経験を持っている人には向いている会社といえるでしょう。
激務でも耐えられる人
TBSは激務が一般的な状態とされているマスメディア業界に属しており、口コミからもわかるように、TBSも基本的に激務な状態が続くといえるでしょう。
もちろん、働き方改革は進んでおり、ワークライフバランスが取りやすくはなっているようですが、他の業界よりは業務量が多いと言われています。
そのため、マスメディアでの仕事や高年収を好んで選び、激務でもOKな人にとってはよい転職先候補となるでしょう。
TBSへの転職を成功させるポイント
では、難易度が高いTBSへの転職ですが、転職に成功するために注意するべきポイントもあります。
3つのポイントをご紹介しますので、ぜひTBSへの転職チャレンジ前に確認しておくことをおすすめします。
自身のスキル・経験・実績を高める
TBSは、応募するだけでも比較的経験や実績、スキルが必要になります。
そして非常に人気の高い企業であるため、その会社に入社するには同じようなスキルや経験をクリアした中から選ばれる必要があります。
そのため、自身のスキルや経験を棚卸しし、必要であればそれらをさらに磨いていく必要があるでしょう。
最低限の応募条件をクリアしただけでは採用されるのが難しい可能性もありますので、競争相手に勝てるようなスキル、経験、実績を提示できるように準備しておくとよいでしょう。
求められる人物像を理解して、自身を売り込む
TBSに限らず、企業は転職希望者のスペックやスキルだけではなく、企業理念に基づいた行動をしてくれるかどうかもチェックしています。
そのため、どんな人材であればこの会社に求められているのかを理解し、「理想の人物像である」ことをアピールするとよいでしょう。
そのためには、TBSという会社をスペックだけで理解するのではなく、価値観や企業理念などを踏まえて理解する努力をするとよいでしょう。
転職エージェントを利用する
特に人気企業への転職の場合には、転職エージェントを利用した転職活動をするのをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、その企業の選考で想定される質問内容や書類選考の傾向などを事前に教えてくれることもありますし、応募前に企業の雰囲気を担当者から聞くこともできます。
難関企業への転職だからこそ、自身の転職活動を支えてくれる転職エージェントと二人三脚で進めていくことをおすすめします。
TBSへの転職におすすめの転職エージェント
TBSへの転職におすすめな転職エージェントは以下の特徴を持ったサービスです。
- ハイクラスに強い
- エンジニア・クリエイティブ領域に強い
- 求人数が多い
以上3つを兼ね備えている転職エージェントをご紹介します。
doda
運営会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
得意業界 | 全業界・業種 |
求人数 | 公開求人数:13万件以上 (2022/4/22時点) |
拠点 | 29拠点 |
利用料金 | 無料 |
dodaは、転職エージェント、転職サイト、ダイレクトスカウトの全ての機能を1つのサービスとして利用することができる転職サービスです。求人数も国内最大級でありながら、面接対策や職務経歴書の作成支援など、さまざまな支援も手厚く行ってくれるため、必ず登録することをおすすめできるサービスです。
- とりあえず転職サービスに登録しようと考えている人
- 転職実績と豊富な求人数を求めている人
- アドバイザーから専門的な転職のアドバイスを受けたい人
リクルートエージェント
リクルートエージェントの概要
運営会社 | 株式会社リクルート |
得意業界 | 全業種・業界 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 公開求人181,072件 / 非公開求人241,433件(2022/4/16時点) |
リクルートエージェントは、公開非公開合わせて30万件を超える、日本最多クラスの求人数を常に扱っている転職エージェントです。非常に広い媒体に広告掲載を行い、認知拡大を図っているので、ご存じではないでしょうか。
非公開求人だけでも20万件を超えており、他の転職サービスを圧倒する求人数を誇ります。求人数が多いため、「転職したい求人が見つからない」ということはほぼないでしょう。40代が応募できる求人もたくさん見つかるはずです。
書類の支援なども受けられるため、条件の良い求人情報に出会うためにも登録は必須といえるでしょう。
- できるだけ条件の良い求人情報に出会いたい
- 知名度の高いサービスを使いたい
- どの業界に転職するか決めかねている人
\求人数圧倒的No.1の転職エージェント/
techstarsagent
運営会社 | 株式会社Branding Engineer |
求人数 | 未記載(取引者数700社以上) |
対応エリア | 東京/神奈川/埼玉/千葉(フルリモート案件あり) |
利用者年齢層 | 20代~40代 |
TechStarsAgentは、ITエンジニアに特化している転職エージェントです。エンジニア未経験者向けの求人情報はほとんどありませんが、エンジニア経験者に対しては非常におすすめできる転職エージェントです。
TechStarsAgentのコンサルタントは全員ITやWEBなどのエンジニア経験者であるため、エンジニアの仕事の内容について熟知しており、プロとしてのキャリアアップの良き相談相手ともなってくれます。
- エンジニアとしてキャリアアップを目指している
- エンジニアだが良い職場環境への転職を目指している
- エンジニアだが初めての転職で何をすればいいかわからない
JACリクルートメント
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
得意業界 | コンサルティング、管理職、各種専門職 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 約25,000件 (2022/4/18時点) |
JACリクルートメントは、年収600万〜1,500万円以上の求人を扱う、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職エージェントです。
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TBSへの転職でよくある疑問
TBSへの転職に対してよくある質問・疑問に対しての回答を以下にまとめました。
なんでTBSの年収はこれほど高いのですか?
TBSはテレビやラジオなど、マスメディア事業を軸とした大規模事業を営んでいます。
法律や高い参入障壁で守られている業界ともいえるため、価格破壊を行うような競合が現れないため、この業界は高収益、高利益事業の会社が多いのです。
そのため、社員にも還元することができ、社歴が長い社員も多いため、平均年収が高くなるのです。
TBSの転職求人はどこから応募できるのですか?
TBSへの転職は、TBSホールディングス公式サイトの採用ページからか、転職サイトや転職エージェントから応募することができます。求人が出されていない場合には、応募することができないことは注意しましょう。
高いスキルや経験を求められ、好条件で入社することができる会社といえますので、自分1人で転職活動を進めるのでなく、転職のプロである転職エージェントの力を借りて転職対策を進めることをおすすめします。
学歴がなくてもTBSへの転職はできますか?
TBSホールディングス公式サイトの中途採用ページに掲載されている募集要項には、明確な学歴は書かれていませんが、新卒社員の募集が「大学、短大、専門学校、大学院卒業もしくは卒業見込みの人」とされているため、基本的にはこれらと同等以上の学歴は必要となるでしょう。
また、学歴だけではなく、それまでのスキル、仕事経験が重視されるため、ただ学歴があれば問題ないということは認識しておきましょう。
まとめ
このページではTBSへの転職難易度や平均年収、転職のポイントについて解説しました。
毎年、全国の平均年収ランキングでトップ30あたりまでに必ず入ってくる会社がこのTBSです。転職で狙うには非常に狭き門ではありますが、転職に成功できれば一気に年収アップするチャンスでしょう。
このページの内容を踏まえて、転職を成功させられるように願っています。