- 転職活動は何から始めるべき?
- とりあえず転職に関する本を知りたいのですが。
このような悩みをお持ちの方も多いでしょう。
仕事論や就職活動に関する本はビジネスマンであれば読んだことがある人が多いでしょうが、転職という観点のピンポイントで本を読んだことがあるひとは多くありません。
転職をする際、先人の知恵を借りられる本は非常に良い検討材料になります。
今回は、会社員年収向上委員会が転職を考える上で必要な視点や気づきを得られた、転職活動・キャリア戦略に役立つ20冊のおすすめ本をご紹介します。
転職成功のために役立つおすすめ本20選
これまでキャリアや転職について、転職、年収2倍までアップの成功に役に立った書籍を厳選して20選ご紹介します。
1.転職の思考法
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2018/6/21 |
作者・著者 | 北野 唯我 |
タイトル | このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法 |
転職の思考法は、自分が転職する際の「軸」を得ることができる書籍です。
「いつでも転職できる」という状態を作ることをゴールに置いている本であり、そのための情報ではなく「思考法」を手にできます。
この本の中には、市場価値(マーケットバリュー)を軸に話を進められていますが、市場価値を意識して行動できるかどうかでキャリア形成の結果に差が出てくるとのことです。
この考え方は、本サイトの考え方と非常に近いため、おすすめできる1冊です。
今の環境を変えたい、転職したいと初めて考えた場合には、「転職活動をして、新しい環境にチャレンジする」という勇気が必要になります。
その勇気を手に入れるために、転職市場での正しい判断軸をこの本を読んで手に入れることをおすすめします。
- 市場価値の高い人材になりたいと考えている人
- 転職をしたいが失敗したくない人
- 転職の軸が欲しい人
2.転職と副業のかけ算
出版社 | 扶桑社 |
発売日 | 2019/8/9 |
作者・著者 | moto(戸塚 俊介) |
タイトル | 転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方 |
転職と副業のかけ算は、副業年収4,000万、本業年収1,000万円以上で2021年に自身が運営している副業の会社を上場企業に売却し、最大10億円以上の価額を手に入れたmoto氏(@moto_recruit)が著者となっている本です。
年収をアップさせる転職と副業を掛け合わせることによって、会社員の年収をアップさせる方法を軸に話が進められていきます。
「自分は商品である」という認識のもと、「どうすればもっと売れるのか、もっと高く売れるのか」というような意識で働いていくことは、働き手が少なくなっていくこれからの日本では重要になるでしょう。
- 市場価値の高い人材になりたいと考えている人
- 会社員として年収アップを実現したい人
- 年収が高くなる人材の考え方が知りたい人
3.転職2.0
出版社 | SBクリエイティブ |
発売日 | 2021/4/2 |
作者・著者 | 村上 臣 |
タイトル | 転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール |
転職2.0は、ヤフーの元執行役員、世界最大級のビジネスSNSである「LinkedIn」の日本代表も勤めた村上 臣氏の一冊。
日本型の終身雇用制度が崩壊し始め、段々と欧米型の雇用制度に変化をしていますが、欧米型の雇用に変わるこれからの日本を生き抜く術が記載されています。
新時代には、「正しい転職の価値観」と「正しい転職の方法論」を知れば、これまでの経歴に関係なく誰もが〝我慢しない自由な働き方″を手にすることができるのだ。
この一文にも現れているとおり、転職に対しての価値観や攻略方法がわかっていれば、大抵の場合にはある程度満足する仕事に就くことができます。
そういった仕事に転職したい方はぜひ一読することをおすすめします。
- 転職でキャリアアップをしていきたい人
- 終身雇用制度の崩壊に危機感を感じる人
- 転職の本質的な攻略法が知りたい人
4.シン・サラリーマン
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2021/12/8 |
作者・著者 | サラタメ |
タイトル | 真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法 |
シン・サラリーマンは、人気会社員YouTuberとして本の要約やビジネスマインドなどを発信しているサラタメ氏が書いた一冊。
300冊以上の名著から導いたキャリア論として、「出世よりも大切な、1.リーマン力、2.副業力、3.マネー力の3つの武器(力)を養う」ことを軸に話が進められていきます。
人生100年時代であり、終身雇用も本質的な安定もなくなりつつある現代において、サラリーマンがどのようにキャリアを構築していくべきかが書かれています。
- 転職でキャリアアップをしていきたい人
- 副業も本業も大切だと考えている人
- 人生100年時代のキャリア構築について悩みがある人
5.科学的な適職
出版社 | クロスメディア・パブリッシング |
発売日 | 2019/12/13 |
作者・著者 | 鈴木祐 |
タイトル | 科学的な適職 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方 |
科学的な適職は、海外論文を多数引用しながら、幸福度が最大化される適職を見つける術を、科学的な根拠を用いて紹介してくれる本です。
「好きなことを仕事にしよう」という流れが強い昨今ですが、「自分に合っている仕事の選び方」について、科学的な視点からメスを入れている一冊と言えます。
現実と理想のギャップを埋める方法や、多数の人がキャリア選択に公開している理由などを紹介しながら、科学的な根拠から適職を見つけていくという流れになっているため、今のキャリアについてモヤモヤとして転職を検討している人には特に刺さる内容になっています。
- 今の仕事にモヤモヤを抱えている人
- 新しい仕事をしてみたいと考えている人
- 科学的な根拠を用いたアドバイスが欲しい人
6.苦しかったときの話をしようか
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2019/4/11 |
作者・著者 | 森岡 毅 |
タイトル | 苦しかったときの話をしようか ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」 |
苦しかったときの話をしようかは、USJをV字回復させたことで有名な、日本で最も著名なマーケターの1人である森岡 毅氏が執筆した一冊です。
就職活動に悩む子供に向け、社会人の先輩である自分(親=森岡氏)がアドバイスを与えるという形で話が構築されています。
名だたる企業の最前線で活躍してきた森岡氏の仕事感や自分の仕事を考える際のスキル判定のフレームワークなど、キャリア戦略を本質的に行うための手法が記載されています。
仕事や働くということについて、本質的な視点が多い内容であるため、「小手先ではなく本質的に自身のキャリアアップをする」ことを目的に読んでみることをおすすめします。
- 今の仕事にモヤモヤを抱えている人
- 自分が向いている仕事が何か知りたいと考えている人
- キャリアアップをしたいが何をしたらいいかわからない人
7.マーケターのように生きろ
出版社 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2021/2/19 |
作者・著者 | 井上 大輔 |
タイトル | マーケターのように生きろ「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動 |
マーケターのように生きろは、マーケティングの実務で行われている「需要に応える形で提供する」ということをキャリアにも利用する思考法を記載している一冊です。
自分に特別な才能がなく、スキルに自信がない人でも、「他者から求められる人になる知恵」をメインに話が展開されており、いわゆる「フツーのサラリーマン」でもキャリアアップをしていくための方法を知ることができます。
マーケティングは一職種ですが、マーケティングの仕事の本質「モノやサービスを売るための知恵」と捉えることで、自身のキャリアに転用し、「自身を売る」ことをより上手く行うことができるようになります。
この本を読むことで、マーケティングの本質的な考え方を知ることができるため、人に求められるキャリアを歩みたいと考えている人におすすめです。
- 求められる人材になりたい人
- 自分から仕掛けていくキャリアを築きたい人
- 本当に輝ける場所を知りたい人
8.「仕事ができる」とはどういうことか?
出版社 | 宝島社 |
発売日 | 2019/11/26 |
作者・著者 | 山口周,楠木健 |
タイトル | 「仕事ができる」とはどういうことか? |
「仕事ができる」とはどういうことか?は、タイトルのとおり、これからの時代において「仕事ができる」とはどんなことか?どんな人か?を解説している一冊です。
スキルがコモディティ(一般)化し始めたこれからの時代においては、世間的に言われる「スキル」を持っているだけでは不完全であり、「センス」を持っていることが重要であるという視点を得ることができます。
未来でさらに良いキャリアを得ている状態を作るために、これからの時代を生きるサラリーマンにおすすめの本です。
- スキルばかりではダメなのではないかと感じている人
- どうなったら評価されるのかを知りたい人
- 「センス」の正体が知りたい人
9.ニューエリート
出版社 | 大和書房 |
発売日 | 2018/2/23 |
作者・著者 | ピョートル・フェリークス・グジバチ |
タイトル | ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち |
ニューエリートは、モルガン・スタンレーやGoogleといった世界でも名だたる企業を渡り歩いてきた著者のこれからの時代の「働き方」や「仕事の価値観」を記した一冊です。
非常に強いスキルや大企業に入社しているなどがエリートの定義だったところから、
- 問題を解決できる
- コミュニティや新しい仕事を作れる
- 社会貢献ができる
- 支援者が多い
など、従来のエリート像とは少し離れた価値観や仕事の仕方をする「ニューエリート」像を紹介し、どうすればそこに辿り着けるのかの知識を得ることができます。
新しい価値観や技術が凄まじいスピードで生まれてくるこれからの時代で、時代の中心で活躍したいと考えている人におすすめできる本です。
- これからの時代のエリートになりたい人
- 世界的な大企業のエリートの働き方を知りたい人
- 転職しながらエリートを目指したい人
10.LIFE SHIFT
出版社 | 東洋経済新報社 |
発売日 | 2016/10/21 |
作者・著者 | リンダ グラットン,アンドリュー スコット |
タイトル | LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略 |
LIFE SHIFTは、ベストセラーにもなった本で、「人生100年時代」と叫ばれるきっかけにもなった一冊です。
従来は、20代で仕事をし始め、50代で1つの職場での仕事を終え、70〜80代で人生を終えるという形だったものが、これからの時代は100歳まで生きることになるため、50代で仕事を終えるのではなく、人生を終えるまで仕事をする必要があり、人生の途中で仕事を変更する可能性が高くなるという話の組み立てになっています。
まさに転職を考えるうえで、「自身のキャリアを自分で作っていく」という考えを構築するために非常に良い本といえます。
「一社にだけ雇われ、退職金や年金だけで余生を過ごす」という今までのキャリア観から抜け出すためにも、読んでおくべき一冊だと思います。
- 人生を含めてキャリアを選択したい人
- 自分のキャリア構築のヒントが欲しい人
11.働くみんなの必修講義 転職学
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2021/4/1 |
作者・著者 | 中原 淳,小林 祐児,パーソル総合研究所 |
タイトル | 働くみんなの必修講義 転職学 人生が豊かになる科学的なキャリア行動とは |
「働くみんなの必修講義 転職学」は、12,000人の転職者の調査から執筆された「転職の教科書」のような立ち位置の一冊。
日本でも転職が当たり前になった昨今において、転職の本質的な情報がメディアや報道で提供されていないということから、大規模調査結果からの「転職の本質」を発信している内容になっています。
目の前の転職の成功法則のような視点ではなく「よりよいキャリア・人生を歩む」ために俯瞰した視点を持つための方法について、納得感がありわかりやすい説明で記載されています。
若手・ミドルや地方など、タイプ別に転職の傾向と対策も記載されているため、転職しようと考えている全ての人にとって読んでほしい本です。
- 人生を含めてキャリアを選択したい人
- 転職を本質的に成功させたい人
- 自分にあった転職の傾向と対策を知りたい人
12.転職が僕らを助けてくれる
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2021/12/15 |
作者・著者 | 山下 良輔 |
タイトル | 転職が僕らを助けてくれる――新卒で入れなかったあの会社に入社する方法 |
転職が僕らを助けてくれるの著者の山下氏は、高卒で自動車部品工場から30歳で年収1,000万円突破のコンサルになった、転職でキャリア・人生を切り開いた人物です。
本の中で紹介されている「わらしべ転職」は、転職市場の歪みに近いような誰でも使えるテクニックです。
単なる転職ノウハウ本ではなく、転職先での「さらなるキャリアアップにつながる仕事の方法」を紹介してくれていますので、継続的な年収アップ、キャリアップを目指せる内容になっています。
- 転職で年収アップを目指したい人
- 転職を複数してもいいからキャリアアップしたい人
- 初めて転職をする人
13.どこでも誰とでも働ける
出版社 | ダイヤモンド社 |
発売日 | 2018/4/18 |
作者・著者 | 尾原 和啓 |
タイトル | どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール |
どこでも誰とでも働けるは、Google、マッキンゼー、リクルート、楽天など名だたる企業を12社も転職で渡り歩いてきた著者が、圧倒的な経験から導き出される「働き方」や「キャリアの考え方」が書かれた一冊。
特に、急激にデジタル化、AI化が進む社会の中で、これまでなかった職業が登場してくるため、「スキル」も重要ですが、「オリジナリティ」も非常に重要であるという内容が展開されます。
著者は転職するしないにかかわらず転職活動は継続しているようです。
このサイトでも紹介しているように転職するしないにかかわらず、転職エージェントなどを利用して、転職活動をしてみることは市場価値を知るうえでも非常におすすめです。
そんな方の考え方や行動指針が知りたい人におすすめの本です。
- 会社から求められる人材になりたいと考えている人
- 転職をいつでもできる人になりたいと考えている人
- オリジナルのキャリアを構築していきたいと考えている人
14.「いつでも転職できる」を武器にする
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2019/4/27 |
作者・著者 | 松本 利明 |
タイトル | 「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方 |
「いつでも転職できる」を武器にするは、自分のキャリア構築の思考を得るために、「今すぐ転職する気がなくても」読んでおくべき一冊。
市場価値や自分の経歴を見つめ直して、「いつでも転職できる」メンタルを保持しておくことは、精神衛生上もキャリアアップへの挑戦の準備としても非常に重要です。
場合によっては現職でのキャリアアップ、年収アップのために何をすればいいのかも見つめることができますので、一度本を手にとってみることをおすすめします。
- 自分に転職ができるのか不安な人
- 転職をいつでもできる人になりたいと考えている人
- 人生での頑張る指針の一つを手に入れたい人
15.私にも転職って、できますか?
出版社 | ソーテック社 |
発売日 | 2022/1/6 |
作者・著者 | 安斎 響市 |
タイトル | 私にも転職って、できますか? 〜はじめての転職活動のときに知りたかった本音の話〜 |
私にも転職って、できますか?は、20代から4回の転職を重ね、30代で大手IT企業の部長となり、「中途採用をする側」にもなった経験から、キャリアアップのための「転職の勝ち方」を教えてくれる一冊です。
著者は転職デビルの名前でSNSやブログも執筆しており、ネットでも著者の考えは理解できますが、この本では、転職とキャリアに関する考え方や「採用側」から見た転職での戦い方などを知ることができます。
特に20代後半でキャリアにモヤモヤを抱え始めた人には非常にわかりやすい内容といえます。
- 初めて転職しようと考えている人
- 20代〜30代でキャリアアップのために転職をしたい人
- 転職での「戦略」を手に入れたい人
16.未来をつくるキャリアの授業
出版社 | 日経BP |
発売日 | 2017/10/3 |
作者・著者 | 渡辺 秀和 |
タイトル | 未来をつくるキャリアの授業 最短距離で希望の人生を手に入れる! |
未来をつくるキャリアの授業は、転職に限らず「キャリア全体」のプラン作成やキャリア構築に視点を当てている一冊で、1,000人以上のキャリア支援実績を誇るキャリアコンサルタントが著者です。
特にコンサル業界や外資系企業の管理職など、一般的に「エリート」と呼ばれるような会社への就職・転職に対するキャリアデザインが語られており、こういった入社すること自体が難しい職種・企業への転職を検討している場合には非常に役に立つ内容と言えます。
- 外資系やコンサルなどエリートと呼ばれる仕事に転職したい人
- 自分のキャリアを一気に好転させたい人
- 一流の「キャリア論」を学びたい人
17.年収が上がる転職 下がる転職
出版社 | すばる舎 |
発売日 | 2019/11/21 |
作者・著者 | 山田 実希憲 |
タイトル | 年収が上がる転職 下がる転職 |
年収が上がる転職 下がる転職は、5,000人以上の転職希望者と直接面談をしてきた現役の転職エージェントが、転職で年収アップができる転職活動の方法を教えてくれる一冊です。
転職を「失敗」と考える人は、転職者の25%にものぼることが本の中でも明かされていますが、ほとんどの転職検討者にとって失敗はできるだけ避けたいところでしょう。
転職は年収だけがポイントではありませんが、年収アップを実現させる転職の特徴、転職活動の戦略を知りたい場合には、この本を読むことをおすすめします。
- 転職で年収をアップさせたい人
- 転職活動で失敗したくない人
- 現役転職エージェントの視点から転職活動を見たい人
18.世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
出版社 | KADOKAWA |
発売日 | 2020/5/28 |
作者・著者 | 八木 仁平 |
タイトル | 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド |
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方は、著者が大学卒業後ブロガーやフリーランスとして独立するも、働く目的を見失った経験から独自の「自己理解」メソッドを構築し、まとめた一冊。
特に20代で仕事をし始めたばかりの年代にとって、「自分は何がしたいのか」は非常に重要なポイントであり、自分探しをし続けてしまうことも多いでしょう。
「自分は何がしたいのか」がわからなければ、転職の面接や書類で選考担当者に刺さることも伝えられないかもしれませんし、せっかく転職できたとしてもさらに転職を繰り返してしまうかもしれません。
転職ノウハウではなく、「そもそも自分は何がしたいのか」という根本的なキャリアについてモヤモヤを抱えている人におすすめの本です。
- 転職で年収をアップさせたい人
- 転職活動で失敗したくない人
- 現役転職エージェントの視点から転職活動を見たい人
19.キャリアロジック
出版社 | 実業之日本社 |
発売日 | 2020/8/3 |
作者・著者 | 末永 雄大 |
タイトル | キャリアロジック 誰でも年収1000万円を超えるための28のルール |
キャリアロジックは、リクルートエージェントを経て、キャリアコーチングサービスのマジキャリや、転職メディアすべらない転職を運営する株式会社アクシスを設立した末永氏が著者の一冊。
キャリアや転職市場に長く関わってきたプロの視点から、誰でも年収1,000万円に到達できる「論理的なキャリア戦略」が語られています。
本書内に書かれているポジショニング戦略や年収の決まり方は本サイトの考え方に近いため、自身のキャリアを好転させたい全てのビジネスパーソンにおすすめできる本です。
- 資格やキャリアに自信はないけど転職で年収アップさせたい人
- 現在20代でこれからの働き方・キャリアに悩んでいる人
- 自分でも実践できる転職戦略を知りたい人
20.ストレングス・ファインダー2.0
出版社 | 日本経済新聞出版 |
発売日 | 2017/4/13 |
作者・著者 | トム・ラス |
タイトル | さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 |
ストレングスファインダー2.0は、世界的にベストセラーとなっている「自身の強みを知るテスト」がまとまっている一冊です。
人間の資質を34個に分類し、どの部分が強いのかを知ることができるテストの構成になっているため、この本を読みテストを実施することで自分の強みのポイントや特徴を知ることができます。
自分の強みをできるだけ正確に知ることができれば、自分の強みが発揮できる場所を選択することができるため、中長期的に良いキャリア構築をする手助けになってくれます。
- 自分の強みや向いていることを知りたい人
- 細かく自己分析がしたい人
- 自己分析の結果を有効に利用したい人
転職活動をはじめる手順
ここまで転職成功のために読んでほしいおすすめ本をご紹介してきました。
ここからは、転職活動の手順についてご紹介していきます。もし、「そんなことはもうわかっている」という場合には、読み飛ばしていただいても構いません。
転職の目的とキャリアを明確にする
まずは、自身のキャリアやスキルの棚卸しや、自身のやりたいことなどを見つめ直し、転職の目的を明確にしていきましょう。
この際、「自分のやりたいことがわからない」という場合には、このページで紹介している、「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」や「ストレングス・ファインダー2.0」を読むことをおすすめします。
「できること」や「向いていることがわからない」という場合には、「科学的な適職」や「苦しかったときの話をしようか」、「マーケターのように生きろ」を読んで自身の考えやキャリアを整理するとやりやすいでしょう。
転職エージェントに登録する
転職の目的がある程度形になったら、転職エージェントに登録しましょう。
転職サービスでは、転職サイトやヘッドハンティング形式のサービスもありますが、担当者と直接相談ができる転職エージェントを利用することがおすすめです。
転職エージェントに登録すると必ず電話や直接など、担当者との面談が実施されます。これまでに整理してきた転職の目的を話すとともに、担当者からアドバイスを受けることもできるため、どんな会社に大体どれくらいの年収条件で転職できそうかの目安を確認することもできます。
担当者との相性もありますので、このあと詳細を解説するように複数の転職エージェントに登録するのがポイントといえます。
https://salaryup.biz/agent-recommend/履歴書・職務経歴書を作成する
希望企業への応募を行うために、履歴書や職務経歴書を作成します。転職エージェントに登録していれば担当者を通じて作成支援を受けることもできるでしょう。
転職市場においてこの2つの書類は非常に重要な資料になりますので、転職エージェントのアドバイスをしっかりと取り込むことが重要です。
また、このページで紹介している「キャリアロジック」や「転職が僕らを助けてくれる」、「年収が上がる転職 下がる転職」は書類を作成する上で、書類作成のヒントになってくれるでしょう。
希望先への応募と面接を行う
転職エージェントを通じて希望する企業に応募し、面接を行っていきます。
応募の際気をつけたほうが良いポイントは、「転職エージェントがおすすめしてくる企業を安易に信じない」ということです。
転職エージェント側が非常に強く勧めてくる企業は、採用のハードルが低く、転職エージェントにとって転職実績・売上を作りやすい企業なだけの場合もあります。
そのため、実際に応募するかどうか、選考を進めるかどうかは自分の力で企業について調査して決定することをおすすめします。
入社・退職の手続き
転職先が決定すれば入社・退職の手続きをしていきます。
転職先との最終的な条件交渉や入社日の交渉、場合によって現在の所属先の退職処理の支援も転職エージェントの担当者が行ってくれる場合がありますので頼れるところは全て頼ってしまって良いでしょう。
もし、現在の会社での退職で会社と揉めるような場合には、昨今利用者が急増している退職代行サービスを利用してみるとスムーズに次の職場に移ることができるでしょう。
年収アップのための転職エージェントの選び方
せっかく転職するのであれば、やりがいある仕事内容や気持ちの良い仕事環境だけでなく、最もダイレクトに生活に関わってくる年収もアップしたいところでしょう。
ここからは、年収アップのための転職エージェントの選び方について解説していきます。
転職エージェントは3社以上並行して使う
まず、最も重要なことは、転職エージェントは「3社以上並行して利用する」ということです。
転職エージェントを利用した転職活動の場合、その成否はエージェントの担当者との相性が非常に大きくかかわってきます。
転職エージェントの担当者は転職のプロであるため、どのサービスを利用したとしても、基本的には一定以上の支援を受けることは可能ですが、人対人のコミュニケーションで成り立っているサービスであるため、利用者と担当者の相性次第で情報の伝わり方は変わってきます。
転職エージェントの担当者は変更してもらうこともできますが、時間がかかることもあるため、リスクを最小限に抑えるためにも複数の転職エージェントを同時利用することをおすすめします。
また、利用する転職エージェントごとに「非公開求人」や「独占求人」と呼ばれるそのエージェントでしか募集されていないような求人情報を保有しているため、1社だけの利用よりも複数社利用するほうが単純に選べる幅が広がります。
異なる強みを持った転職エージェントを使う
次にポイントとなるのが、「異なる強みを持った転職エージェントを利用する」という点です。
転職エージェントという事業モデルの転職支援サービスは複数ありますが、一括りにできないほど、サービスによって強いポイントが変わってきます。
- キャリア戦略の構築を含めた転職支援が強い
- ある業種・業界への転職支援が強い
- 圧倒的な求人数から選べる点が強い
- 未経験やハイクラスなどあるキャリアに対しての転職支援が強い
など、さまざまです。
年収アップを目指す場合には、できるだけ「別の強みを持つ転職エージェント」を並行利用することがおすすめです。
なぜならば、同じ人に向けた転職支援であっても、転職エージェントの強みごとに支援の内容は保有している求人情報が違うため、転職が成功した後に得られる雇用条件に差が生まれてくるためです。
どの視点からの支援が一番年収アップに繋がるのかは人それぞれですので、異なる強みを持つ転職エージェントに複数登録することが年収アップを目指す転職エージェントの選び方といえるでしょう。
本サイトのおすすめの転職エージェントは以下の3社です。
サービス名 | 特徴 | 公式サイト |
doda | 求人数国内最大級 | 公式サイトを見る |
JACリクルートメント | ハイクラス・ミドルクラスの転職に強い | 公式サイトを見る |
アサイン | 若年層ハイクラス+キャリア戦略相談に強い | 公式サイトを見る |
ハイクラス求人を扱う転職エージェントを使う
年収アップを目指す場合、その転職エージェントが保有している求人にハイクラスやミドルクラスといった年収が高めに設定されている求人があるかどうかという点も重要なポイントとなります。
いくら年収1,000万円を目指したいと考えていても、20代の未経験者や正社員を目指す転職を支援しているような転職エージェントでは年収1,000万円の求人は扱っていないことがほとんどです。
逆に、経営コンサルやハイクラスを中心に扱っている転職エージェントの場合は、転職後の平均年収が800万円を超えるなど、日本の平均年収を大きく上回るようなエージェントもあります。
こういったハイクラス求人も扱う転職エージェントでない限り、年収アップはなかなか難しいということは理解しておくと良いでしょう。
自己分析や適職はキャリアのプロに相談しよう
もし、このページで紹介した本を読んで、自己分析や適職を進めてみたとしてもほぼ独学状態ではうまくいかないこともあるでしょう。
そんな場合には、転職エージェントに登録する前に、自身のキャリアのことをプロに相談できるキャリアコーチング(キャリア相談)サービスに登録して、キャリアコンサルタントなどのプロに「転職ありきではない」キャリア相談をしてみると良いでしょう。
転職エージェントのように転職がゴールではないため、無理やり転職を進めてくることはありません。あなたのキャリアに寄り添い、希望や得意なことなどから適切なキャリアはどう歩んでいくべきなのかを示してくれます。
本サイトが最もおすすめするキャリアコーチは「キャリート」です。
他のサービスと比較したい場合には、こちらのページもあわせてご確認ください。
まとめ
このページでは、転職を考える人におすすめな書籍について紹介しました。
本は、数千円で他人(特にプロ)のまとまった視点・思考法を得られる非常に良い情報収集手段です。
このページで紹介した本を参考に、転職・キャリアの成功に向けて歩み出してください。