平均年収が日本でもトップクラスの会社として有名なのが三井不動産です。
平均年収が高い三井不動産に入社すれば自分の年収も上がるのでは?と考えている人も少なくないでしょう。
そのためこのページでは、三井不動産への転職難易度や平均年収、三井不動産への転職におすすめな転職エージェントなどを徹底解説します。
https://salaryup.biz/agent-recommend-salaryup/転職活動前にチェックしたい三井不動産の概要
まずは、三井不動産の会社やサービスの概要についてみていきましょう。
企業概要
企業概要は以下の通りです。
会社名 | 三井不動産株式会社 |
上場市場 | 東証プライム(証券コード:8801) |
設立 | 1941年7月15日 |
資本金 | 3401億6200万円(2022年3月期) |
売上高 | 約2.1兆円(2022年3月期) |
主な事業・業界 | 不動産 |
従業員数 | 連結:24,408名(2022年3月期) 単独:1,898名(2022年3月期) |
拠点 | 本社:東京都中央区 支店:北海道、宮城県、千葉県、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、広島県、福岡県 |
三井不動産は、ららぽーとや三井アウトレットパークなど有名な商業施設を多数手がける不動産会社です。
商社である三井物産、銀行である三井住友銀行とともに「三井新御三家」と呼ばれる三井グループの中でも大手企業とされています。
子会社も多数抱えており、ネットショッピングやホテル、物流拠点、マンション販売やリフォームに至るまで、不動産に関わるあらゆる事業を手がけています。
三井不動産グループで年間2兆円を超える売上高を計上しており、経常利益でも2,000億円を超える利益を計上している超巨大かつ高利益企業であることがわかります。
平均年収
三井不動産は日本でも有数の高年収会社であることはよく知られているとおりです。
2022年3月期に出された有価証券報告書に示されている平均年間給与は、12,738,000円となっています。
平均年齢が40.4歳と日本の労働者平均と大きくは変わりませんので、平均年収が日本全体440万円前後と比較すると非常に高い雇用条件で仕事ができることがわかります。
社風
三井不動産はトップダウンな傾向が強いが、風通しがよく、比較的横の繋がりや社員を大切にする傾向が強い社風といえます。
また、仕事を楽しんでいる人が多いという口コミも多く、体育会系なイメージがついている一方で上下関係が強すぎるわけでもないという状態のようです。
ポジティブかつコミュニケーションが活発に行われる社風といえるようです。
三井不動産への転職難易度
三井不動産への転職難易度は高いといえます。その理由は以下のとおりです。
- 求人数に対して応募が多い
- 求められるハードルが高くなる
三井不動産は、商社などと比較して従業員数がそこまで多くないのが特徴で、同様に求人数自体もそこまで多くありません。
しかし、年収が高いことが一般的に知られておりますので多くの応募が集まることがわかるでしょう。そのため、競争が激しくなりますので転職難易度が高いといえます。
応募資格は大学以上の学歴と4年以上の就業経験となっているためハードルが高いとは言えませんが、激しい競争の中で選ばれる必要がありますので、結果的に応募者に求められる経験やスキルが高くなる傾向にあります。
三井不動産で募集されている職種
三井不動産で募集される職種についていくつかご紹介します。
総合職
三井不動産の中途採用は基本的に総合職で採用され、部署異動などをしながらさまざまな職種を経験することとなります。
不動産関係の知見や就業経験は有利に働くことはあるかと思いますが、募集のハードルとしては大学以上の学歴と就業経験4年以上になりますので、この条件をクリアした全ての人にチャレンジできる職種といえます。
DX推進職
エンジニアやデジタルマーケティングなどのデジタルトランスフォーメーションを推進するポジションです。
プロジェクトマネージャーやエンジニア経験、AI開発経験などが求められています。
業界未経験は歓迎されるようですが、職種の未経験は採用される可能性が低いため、基本的に経験者だけの応募枠となるでしょう。
三井不動産の口コミ・評判
三井不動産に寄せられている口コミ・評判を内容別にわけて紹介します。
現在在籍している方や過去に在籍している方が口コミや評判を書きこめるサイトに寄せられた評判を一部見ていきます。
給与面・待遇面の口コミ・評判
年功序列で、同期と一律に昇給していく。賞与の額が大きく、他者と比べても金銭的には非常に待遇が良いと思われる。また、借家手当やライフプランニング給付金などの諸手当も存在する。
年次管理がされており、年功序列色が強い。しかし、ベースが日系企業ではかなり高く、満足してる人が多いと思われる。給与も高いが、各種手当も充実している。
家賃手当、家族手当、残業手当等、全て完備されており充足された制度を提供されていると思う。賞与も年によって変わるが夏冬で8.5ヶ月分は支給される。不満のある社員はあまりいないのではないかとおもいます。
総合職なら30歳くらいで大台にのるイメージ。各種手当てもあって、充実している。
新卒入社7年目、28歳、主任、年収1,000万円。
出典:openwork
年功序列の傾向が強い給与体系になっており、基本給に加えてボーナスが手厚く支給されることがわかります。
新卒入社組が多い会社でもありますので、30歳前後で年収1,000万円に乗るということも口コミからわかります。
労働環境に関する評判・口コミ
コンプライアンスの意識は高く組織的にしっかりしている。前向きにチャレンジする姿勢は皆有しており、ポジティブに物事を捉えるだけの余裕がある雰囲気は漂っていることは働きやすさにも繋がっている体育会系のイメージが強いが実際にはそうでもない部署も多い
古き良き日本の老舗企業。財閥ならではの官僚的側面もありつつ、体育会出身が多いこともあり活動的でエネルギッシュ。
ガツガツしており、残業やハードワーク自慢がまだまだ残っている。上司・先輩は絶対。飲み会至上主義と言われるようなカルチャーも存在しており、忘年会をはじめとする各種イベント企画が非常に重要となっている。ただ、社員同士の関心もとても強く、良い意味で村的・家族的。クラブ活動や社員旅行も多種多様で、仕事とプライベートの垣根はかなり低い。また一方で、発注者体質があるとも言われており、ゼネコンや関係会社に対しての力関係がはっきりしている。とても元気で良いカルチャーがある。
場所によって差があるが、基本的には体育会系の風土。ガツガツ、熱い人が多い印象。主にはドメスティックな事業だが、英語も堪能な社員も多数あり、グローバル化を進める意図を感じられる。
若手の業務負荷は大きく、残業が多い印象。有給の取りやすさ、理解の得やすさはは高いと感じる。
出典:openwork
体育会系+日本の少し古い体制の風土がまだ強いことがわかります。
しかし、年々変わってきていることも読み取れ、現在では有給が取りやすい傾向があるため、ワークライフバランスが取りやすい企業といえます。
三井不動産への転職が向いている人の特徴
ここまで、三井不動産という会社がどんな会社なのかをご紹介してきました。では、三井不動産への転職が向いている人はどんな人なのでしょうか?
向いている人の特徴をいくつかご紹介します。
ワークライフバランスのメリハリをつけたい人
三井不動産は、日本の古い体制が残っている傾向があり、残業もそこそこあるということが口コミから見えてきます。
しかし、有給が取りやすくなっている傾向があり、女性の活躍も謳っていることから、ワークライフバランスのメリハリをつけて仕事ができる会社であるといえます。
仕事に熱中しながらもプライベートの時間も大切にしたい場合には、三井不動産は良い選択肢となるでしょう。
高い年収を獲得したい人
三井不動産は、日本全体の平均年収の約3倍が平均年収となっている高年収企業といえます。
口コミから30歳前後で年収1,000万円に到達することもわかりますので、できるだけ早い段階で高い年収を獲得したい人にとっては、三井不動産は良い転職先といえます。
周囲を考えてコミュニケーションできる人
三井不動産は、現在の社風としても体育会系の風土や積極的なコミュニケーションを行う文化が残っているといえます。
そのため、自分のことだけを考えて行動するような人は入社できたとしても合わないと感じてしまうことがあるかもしれません。
コミュニケーションが得意な人にとっては過ごしやすい環境といえますので、三井不動産への転職にチャレンジしてみると良いでしょう。
三井不動産への転職を成功させるポイント
では、難易度が高い三井不動産への転職ですが、転職に成功するために注意するべきポイントもあります。
3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ三井不動産への転職チャレンジ前に確認しておくことをおすすめします。
自身のスキル・経験・実績を高める
三井不動産は、採用されるためには比較的経験や実績、スキルが必要になります。
そして非常に人気の高い企業であるため、その会社に入社するには同じようなスキルや経験をクリアした中から選ばれる必要があります。
そのため、自身のスキルや経験を棚卸しし、必要であればそれらをさらに磨いていく必要があるでしょう。
最低限の応募条件をクリアしただけでは採用されるのが難しい可能性もありますので、競争相手に勝てるようなスキル、経験、実績を提示できるように準備しておくとよいでしょう。
求められる人物像を理解して、自身を売り込む
三井不動産に限らず、企業は転職希望者のスペックやスキルだけではなく、企業理念に基づいた行動をしてくれるかどうかもチェックしています。
そのため、どんな人材であればこの会社に求められているのかを理解し、「理想の人物像である」ことをアピールするとよいでしょう。
そのためには、三井不動産という会社をスペックだけで理解するのではなく、価値観や企業理念などを踏まえて理解する努力をするとよいでしょう。
転職エージェントを利用する
特に人気企業への転職の場合には、転職エージェントを利用した転職活動をするのをおすすめします。
転職エージェントを利用すれば、その企業の選考で想定される質問内容や書類選考の傾向などを事前に教えてくれることもありますし、応募前に企業の雰囲気を担当者から聞くこともできます。
難関企業への転職だからこそ、自身の転職活動を支えてくれる転職エージェントと二人三脚で進めていくことをおすすめします。
三井不動産への転職におすすめの転職エージェント
三井不動産への転職におすすめな転職エージェントは以下の特徴を持ったサービスです。
- ハイクラスに強い
- 求人数が多い
以上2つを兼ね備えている転職エージェントをご紹介します。
アサイン
アサインの概要
運営会社 | 株式会社アサイン |
得意業界 | コンサル/IT/営業/財務・経理 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 非公開 |
アサインは、20〜30代前半のハイクラスの転職に強みを持っている転職エージェントです。特にコンサルやIT業界、営業職への求人に強みを持っており、転職決定時の平均年収が850万円と若年層が転職で年収アップを目指す場合には、登録必須な転職エージェントといえます。
最初の面談では、キャリアの方向性や転職の希望を聞いてくれ、求人情報の紹介はありません。スキルやキャリアの方向性を合わせた求人情報を精査し、中長期的なキャリアの成功に近づける案件を3〜4社厳選して紹介してくれます。
- 高年収求人が多い
- 中長期的なキャリア相談が可能
- 担当者が全体的に優秀
アサインの評判・口コミ
とても誠実で親身になってキャリアの相談に乗ってくださりました。ろくに話もせずに20件以上の求人を送ってくる他社と比べて、本当に自分に合っている会社を提案してくれたので、もう一度転職するなら最初にアサインさんへ相談します。
Googleの口コミより
転職をこれまで何度かしてきましたが、どこの会社がいいよと言った一方的な職業紹介ではなく、これからのキャリアや、私の性格など、総合的に判断しアドバイスしていただけました。転職やキャリアに悩む友人がいたら、自信を持ってアサインさんをおススメします。
Googleの口コミより
- 20代30代から年収をアップしたい
- 中長期的なキャリアの成功に合わせて転職したい
- 営業やエンジニアなど、収入の高い業種のプロとして転職したい
\中長期的なキャリア相談も無料で可能/
JACリクルートメント
JACリクルートメントの概要
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
得意業界 | コンサルティング、管理職、各種専門職 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 約25,000件 (2022/4/18時点) |
JACリクルートメントは、年収600万〜1,500万円以上の求人を扱う、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職エージェントです。
約800名の転職コンサルタントが直接企業と求職者の双方とコンタクトを取るため、コミュニケーションの齟齬が起こりにくく、一人一人の求職者に適切な求人を紹介してくれます。
年収の高い求人が多く、ハイクラス求人に特化しているため、現在、管理職やスペシャリストとなっている人にとっては非常におすすめの転職エージェントです。
- 高年収求人が多い
- コンサルタントが多く・手厚い支援
- 利用者満足度が非常に高い
JACリクルートメントの評判・口コミ
他の人材紹介会社と比較すると、紹介が受けられる求人数はそれほど変わりませんでしたが、求人の質に関してはここが一番良かったし、条件面も良かった。キャリアコンサルタントは人によるので一概に評価できないが、私の担当者はかなり質が高かったように思います。求人に関しては比較的大手や外資系が多い印象を受けた。
他の大手エージェントは通常1名同士で面接のところ、2名がかりで面接してくださいました。また、他の大手では点数稼ぎに無理やりマッチングさせたり、人の職歴を見下したりするような感じを受けたこともありますが、こちらは親身に、非常に人間的なサービスをしてくださったことに感謝しています。
- ハイクラス求人で採用されて年収をアップしたい
- 丁寧な転職支援を受けたい
- さらに条件の良い会社に転職したい
\優秀なコンサルタントに無料相談可能/
ビズリーチ
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
得意業界 | 全業種・業界 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 10万件以上 |
ビズリーチは、印象的なテレビCMでもおなじみの転職サービスです。明確な転職エージェントサービスではありませんが、約1/3が年収1,000万円以上の求人情報であるため、転職で年収アップを目指す場合には、登録することが必須といえる転職サービスといえます。
優良企業からのオファーが届くため、登録だけでもしておくことをおすすめします。
- 転職で年収アップを目指したい
- 現在の年収が500万円以上ある
- 現在30代後半以上のハイクラス層にあたる
\優秀なヘッドハンターとつながる/
doda
dodaの概要
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
得意業界 | 全業種・業界 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 公開求人 129,686件(2022/4/14時点) |
dodaは、転職エージェント、転職サイト、ダイレクトスカウトの全ての機能を1つのサービスとして利用することができる転職サービスです。
求人数がリクルートエージェントに次いで圧倒的に多く、支援も手厚いため、年収アップのために転職したい場合にもおすすめできる転職エージェントです。
求人数も国内最大級でありながら、面接対策や職務経歴書の作成支援など、さまざまな支援も手厚く行ってくれるため、必ず登録することをおすすめできるサービスです。
- 転職サービスを網羅的に利用できる
- 求人数が多い
- 各種支援ツールが充実している
dodaの評判・口コミ
「希望の企業を探すツールとしていいと思う」
【良かった点】・大手が多い。優良企業からオファーがきた。(中略)・エージェントも4割程度は希望にそって求人を紹介してくれた(他社エージェントに比べると一番求人の質が良かった)。
みん評の「あずきさん」の口コミより抜粋
個人的にはdodaをおすすめします。理由は求人数が圧倒的に多いという点だけではなく、これまで2回利用した際、担当してくれた女性のアドバイザーの方がとても質が高かったから。1回目は運だと思うのですが、2回続けて良いということはそれだけ全体の質が高いという事だと思うので信頼できる情報だと思います。ちなみに2回目は履歴書も職務経歴書も前回の経験を活かし、しっかり練り込んで持参したつもりですが、それでもいろいろと手を入れてもらい、より完成度が高いものを作ってもらえました。
- とりあえず転職サービスに登録しようと考えている人
- 転職実績と豊富な求人数を求めている人
- アドバイザーから専門的な転職のアドバイスを受けたい人
\全サービス無料で利用可能/
三井不動産への転職でよくある疑問
三井不動産への転職に対してよくある質問・疑問に対しての回答を以下にまとめました。
なんで三井不動産の年収はこれほど高いのですか?
三井不動産は、グループ全体での売上が年間で2兆円を超え、利益も数千億円に達する大企業です。この売上・利益は大規模な不動産投資、開発から生まれているわけですが、これらを取り仕切る三井不動産の社員は他の業種から比較すると少数となっています。
そのため、少数で莫大な利益を獲得できる企業であるため、人材にも良い雇用条件を提示することができ、年収が高くなっているのです。
事務や経理などでも年収は高いのですか?
三井不動産に総合職として入社して、事務や経理に配属されたのであれば、比較的高い年収を獲得できるでしょう。
しかし、派遣されたり、契約社員として入社した場合にはこの限りになりませんので注意が必要です。
三井不動産の転職求人はどこから応募できるのですか?
三井不動産への応募に関しては、三井不動産の公式サイトや転職サイト、転職エージェントから応募することが可能です。
三井不動産は転職難易度が比較的高い企業といえますので、公式サイトや転職サイトを利用して自ら応募するのではなく、専門家の支援を受けられる転職エージェントを利用することをおすすめします。
学歴がなくても三井不動産への転職はできますか?
三井不動産への転職は、総合職の募集要項にて「大学または大学院の卒業」というハードルが設けられていますので、これ未満の学歴の場合には応募資格がないという状態です。
専門学校や短期大学、高校卒業などの場合には転職での入社は難しいと考えるとよいでしょう。
まとめ
このページでは三井不動産への転職難易度や平均年収、転職のポイントについて解説しました。
毎年、全国の平均年収ランキングでトップ20あたりまでに必ず入ってくる会社がこの三井不動産です。転職で狙うには非常に狭き門ではありますが、転職に成功できれば一気に年収アップするチャンスでしょう。
このページの内容を踏まえて、転職を成功させられるように願っています。