- 仕事がうまく行っていないと感じる
- とにかく今の生活が苦しい
- もっと人生を良い方向に変えたい
学生から社会人となり、働き始めると順風満帆に進むだけではなく、上記のようなことを考えてしまうような、時期もあるでしょう。
そんな時に考えるのが転職です。私自身、20代で2回の転職を経験しています。
その経験から、転職には日々のモヤモヤを打破する力があるといえます。
このページでは、転職が人生に与える影響や世間的な許容範囲、転職を成功させるポイントについて解説します。
転職をすると人生観すら変わる
転職を行うと、人生観すら変わる可能性があります。もちろん、場合によっては変わらないということもありますが、私自身は人生や仕事に対する価値観も変わりました。
ここからは、実際の転職経験からいえる実際に転職をすると変わる点についてご紹介します。
実際に転職して変わった5つのこと
では早速、実際に転職して変わった5つのことを1つずつ紹介します。
仕事に対するやりがい
転職をして会社を変えて、文化が変わったり、そもそも業界や職種を変えることで、感じられていなかった仕事に対するやりがいを感じられるようになります。
もちろん、職種や業界によって特有の難しさや苦しさはありますが、現在の会社での仕事にやりがいを感じられていないのであれば、業界や職種を転職によって変化させるだけで感じることができるようになります。
やりがいを感じられない仕事を続けるのは、メンタル的にもきついところがあるでしょう。転職によってやりがいを感じられるようになるというのは、良い点といえるのではないでしょうか。
人生とキャリアの価値観
転職をすると、働く環境が変化し働く場所や関わる人、場合によっては業界が変わるため、人生に対する価値観やキャリアに対する価値観に大きな影響を及ぼします。
私自身、IT・WEB系の業界から、コンサルティング業界に転職したことで、一緒に働く人たちの価値観や視点、顧客の価値観が一気に変化したため、一従業員の視点のみだったところから、経営者側の視点や少し歳上の方々の価値観に影響されるようになりました。
また、転職活動の過程で改めて自分の価値観や人生について深く考える必要もあるため、一気に自分の人生へのモチベーションや働くことに対する意欲が湧いてくる感覚がありました。
広い視点から自分を見つめ直せるのも、転職のもたらす良い点といえます。
人間関係
当たり前ですが、転職によって職場が変わると、関わる人間関係が大きく変化します。
学生時代まで、一度入った組織は基本的に変えられなかったはずです。もちろん、先輩や後輩の入れ替わりはありますが、クラスのメンバーや部活のメンバーについては自らの決断で入れ替えることは難しいことが多かったでしょう。
しかし、転職をすると会社員という立場は変わらないにもかかわらず、一緒に働くメンバーや関わるお客様の顔ぶれに大きな変化をもたらすことができます。
現在かかわっている人間関係に不満がある場合や、マンネリを感じている場合などは、転職によって一気にモヤモヤを解決できるようになります。
給与や報酬に関する価値観
転職をすることで、雇用条件が変わることが少なくありません。
それまで、給与が上がらないことが普通の会社にいたのに、給与が上がりやすかったり、評価されやすい会社に入社したような場合、給与や報酬に関する価値観が一気に変わることがあります。
また、基本給が高めに設定されて安定している会社から、基本給は低めでも成果報酬が高く設定されているような会社に転職した場合にも、仕事の成果や給与、報酬に対する価値観が変わります。
もちろん、どちらが良いというわけではありませんが、多様な視点から物事を感じられるようになります。
労働時間に対する価値観
転職することによって、労働時間に対する価値観も変わりました。
IT・WEB業界は、業界全体が上り調子だったこともあり、多くの人が朝早くから夜遅くまで仕事をしていました。労働すればするほど成果が出るような環境だったこともあり、結局長く仕事できた人が勝つような状態でした。
しかし、コンサルティング業界に転職したところ、労働時間に関係なく、「結果を出せること」が重要だという価値観に変化し、長く仕事をするのではなく、できるだけ早く結果を出すためにはどうしたら良いのか?と考えるようになりました。
もちろん、必要な際には長い時間働くこともありますが、「長く働くことが正義ではない」というような価値観に触れ、それでも年収を上げていけるということも実感として感じることができました。
人生における転職回数
転職は、人生を大きく変える可能性があることは、ここまででご紹介させていただきました。しかし、転職を繰り返せば必ず良くなるかというとそうではありません。
ここからは、日本人の人生における転職回数や転職回数が多くなった場合のデメリットについて解説します。
日本人の平均転職回数は約2回
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)の調査によると、日本人の生涯での経験社数の平均は、男性で2.9社、女性は3.0社となっています。
両性ともに約3社という数値に落ち着いているため、日本人の平均転職回数は2回(経験3社)といえそうです。
ただし、2022年現在の日本では、働いている人の年齢の上層部の人数が多く、その世代の価値観としては現在ほどに転職が当たり前ではなかったため、今後は3回、4回あたりが一般的になっていくと思われます。
採用担当者が転職回数の多い人材を嫌う理由
日本人の平均転職回数が2回程度なことは、前出の調査からわかりますが、一般的に転職市場において「転職回数が多い人材は採用担当者から良く思われない」といわれています。
その理由は何かをいえば、「飽きっぽい」や「協調性に欠ける」と思われ、「せっかく採用できたとしてもすぐに辞めてしまうのではないか?」と採用担当者としては考えるからです。
そのため、年齢によって経験した転職回数での基準があるといえるでしょう。
20代〜30代前半では3回、30代後半〜40代前半では4回、40代後半以降では5回あたりが転職回数の基準となるでしょう。これ以上に回数が多くなると、採用担当者から転職回数が多く、「すぐ辞めてしまうのではないか?」と考えられやすいです。
もし、転職回数が人よりも多いと考えられる場合には、転職した理由を採用担当者が納得する形で説明する必要があります。複数の会社で経験を積んだことをプラスとして伝えられるようにすれば、大きなマイナスにはならないでしょう。
「一生働ける会社」はほぼ存在しない
2000年以降、インターネットの発達によってビジネスや情報のスピードが非常に速くなりました。
そのため、少し前の時代に流行した企業の商品、商材の寿命のサイクルよりも、現在の販売されている商品、商材の寿命のサイクルの方が短く、一昔前よりも、社会全体の「不安定さ」が増してきています。
20年、30年前であれば、大企業と呼ばれる企業に入社すれば定年まで問題なく過ごせていましたが、現在では、定年の年齢も伸び、不安定さも増しているため、大企業でもいきなり潰れてしまうこともあります。
現代で働く人にとって、転職とは常に選択肢の1つとして見ておくべきものであり、転職をすることによって逆に安定している業界に移ることもできるという防衛手段でもあるのです。
転職を成功させるには早めにプロと動き出すこと
ここまで、転職の魅力と回数に関するお話をしてきましたが、転職を成功させるために重要なポイントが2つあります。その2つとは、以下です。
- できるだけ早く転職活動を始める
- プロに相談する
転職にかかわる情報収集や具体的な転職サービスへの登録が早ければ早いほど、多くの情報を集めることができ、より良い選択肢を取ることができます。
また、1人で考えず、広い視点やプロの視点からのアドバイスや支援を受けた方が成功しやすいため、転職市場のプロである転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントは数多くありますので、どのエージェントを選べば良いかわからなくなることもあるでしょう。
私が実際に登録して、よかった転職エージェントは以下の通りです。
まとめ
転職に成功すれば、人生を良い方向に転換させることができます。
しかし、転職回数が多ければ多いほどいいわけではありませんので、しっかりと計画を立てて、プロの支援を受けながら進めていくようにしましょう。