もう少し年収が上がったらどんな生活ができるのだろう・・・
そう考えて、年収アップ方法を探す人は少なくないでしょう。ただ、恐らくご理解いただいているように、そんなに簡単に年収は上がるものではありません。
とはいっても、具体的に再現率高く、年収を上げていくための方法は確実に存在します。
このページでは、年収を2倍にするために具体的に取れる5つの方法をご紹介します。
年収7万円アップ程度が普通
まず、特別な対策や行動をせずに、会社員が普通に収入アップのために仕事を頑張った場合の年収アップの状況を見ていきます。
日本労働組合総連合会が2021年12月に発表している連合・賃金レポートの平均所定内賃金の推移と平均の月額賃金から推定すると、平均の昇給額は月額で6,000円程度が平均値といえます。
これを年収に直せば、7万円程度でボーナスを多く見積もっても12万円程度が一般的といえるでしょう。そのため、「年収を2倍にしたい!」といった場合には、ただただ毎日会社に出向いて仕事を頑張るだけでは到底達成できません。
年収を2倍にするには、具体的な年収アップのための戦略が必要になるのです。
今の年収はいくらあるのか?も重要
具体的な年収アップ方法に入る前に、そもそも今の年収がどれくらいあるのか?も非常に重要です。
- 年収300万円の人が300万円アップ
- 年収500万円の人が500万円アップ
- 年収2,000万円の人が2,000万円アップ
以上の3例は全て年収が2倍になっている状態ですが、3の方は一般的な会社員としての増加の方法と同列に語るのは難しくなります。
というのも、日本の会社員において年収2,000万円ある方は全給与所得者の1%もいません。そのため、会社員としてさらに稼いでいくというよりは「副業等の事業を展開する」や「積極的に投資」をして別の入口として収入を増やしていくのがメインとなります。
会社員としての労働収入を2倍にしていくというのを目指すのであれば、現在の年収が1,000万円程度の方までで、それ以上は自身の事業や投資の伸びを期待しなければ収入が上がっていかないということも理解しておくと良いでしょう。
https://salaryup.biz/marketvalue-findout/年収2倍を目指すための年収アップ方法5選
それでは具体的に年収2倍を目指すための年収アップ方法をご紹介していきます。
成果主義の職種で結果を出す
会社員という身分だとしても、成果主義が中心の価値観のある職種で結果を残すことで非常に高い年収を期待することができます。
具体的には保険、不動産、M&Aなどの営業職などは歩合制やインセンティブの割合が非常に高いため、結果を残すことができれば、30歳前後でも年収2,000万円〜3,000万円は十分に目指すことができる水準です。
成果主義の職種は営業職が中心ですが、会社によっては年俸制やハイリスクハイリターン給与制度など、成果を出すことができれば一気に収入を挙げられる給与体系が用意されていることもあるため、マーケティングや企画など、数字で成果を示すことのできる職種は、成果によっては2倍の年収を達成できるでしょう。
働く時間を増やす
日本の会社員の多くの方は、給与制度の性質上、仕事をすればするほど残業代や休日出勤手当が発生することになっています。
もちろん、残業代を支払わないというようなブラック企業が存在することも事実ですが、問題なく支給してくれる会社なのであれば、仕事をする時間を増やすことで稼ぎを増やすことができます。
残業代や休日出勤手当は、通常の時給よりも高く設定されることが多く、残業ゼロの年収と比較すれば、時間にして2倍まで働かなくても年収を2倍にすることができます。
ただし、心身の体調を崩す可能性があることと、令和の時代では働き方改革が進み、猛烈に長い時間働きたいと考えても会社員として長い時間労働すること自体ができなくなりつつありますので、労働時間を単純に増やすだけでは年収2倍は達成しにくくなっています。
副業をする
令和の時代は、長らく実質禁止されていた副業を解禁する会社も多く、会社員の年収アップの方法として人気になっているのが副業です。
一般的には、アフィリエイトサイトを運営したり、クラウドソーシングで一部の作業を外注先として請け負ったり、飲食店でのアルバイトをするなどが考えられています。
しかし、一定以上の資産や年収のある方は、フランチャイズに加盟したり、自分の法人を立ち上げ、実質的な経営者を別に招聘することで運営するなど、自身の事業を別の人に任せて運営してもらうことで、通常考えられる以上の副業収入を獲得することも可能になります。
本業の会社員としての年収よりも副業での収入の方が多い人も出てくるなど、やり方と成果によっては年収を数倍に伸ばすことができる方法です。
投資をする
老後資金不足の話題やNISA,iDeCoの普及によって一気に日本でも広まった投資ですが、こちらも上手く行うことができれば、年収をアップさせることができます。
とはいっても、投資は一定程度の種銭(元本)を必要としますし、元本割れのリスクもあるため、確実に収入を伸ばせるわけではないということが重要です。
ただし、トマ・ピケティ氏が「21世紀の資本論」の中で語っているように、「資本収益率は常に経済成長率よりも大きい」というデータがあるため、一定以上の資産を投資に使用することができるのであれば、労働時間を増やしたり時給を伸ばすよりも投資して資産からの収益を獲得する方がより効率的に収入を増やすことができるといえます。
そのため、一定以上の資産や収入をすでに持っている人にとっては、働く時間を増やしたり成果主義の仕事に変えたりということをするよりも投資をしていく方が良い選択肢になります。
年収アップのオファーをもらって転職する
確実かつ比較的簡単に年収アップを実現したいのであれば、転職エージェントを通じて転職活動を行い、年収が上がるオファーをもらうことができたらその会社に転職することで年収アップをすることができます。
転職エージェントを通して転職活動をすることができれば、企業とのやりとりをエージェントに委託することもできますし、オファーの精査もエージェントにある程度依頼することができます。
また、会社員の給与は日本の法律上なかなか下げることができないため、転職のタイミングでベースとなる給与がアップするのであれば半永久的にその給与以上の年収を獲得できることが決定します。
簡単に年収アップのオファーがもらえないのではないか?と考えてしまうこともありますが、会社員の年収は、「業種」と「会社の規模」に大きく左右されるため、同様の職種でも業種・業界を変更したり、大企業に転職するだけで2倍近い年収アップを期待することもできるのです。
https://salaryup.biz/income-structure/そして、転職エージェントは無料で相談・利用できるのに加え、希望に合致するようなオファーがなければ転職しないという選択肢をノーリスクで取れるというのも転職の魅力です。
そのため、とりあえず転職エージェントに「年収アップのために転職したい」と相談してみることがおすすめです。
年収アップにおすすめの転職エージェント
年収アップにおすすめできる転職エージェントは主に以下の3つです。
doda
運営会社名 | パーソルキャリア株式会社 |
得意業界 | 全業界・業種 |
求人数 | 公開求人数:13万件以上 (2022/4/22時点) |
拠点 | 29拠点 |
利用料金 | 無料 |
dodaは、転職エージェント、転職サイト、ダイレクトスカウトの全ての機能を1つのサービスとして利用することができる転職サービスです。求人数も国内最大級でありながら、面接対策や職務経歴書の作成支援など、さまざまな支援も手厚く行ってくれるため、必ず登録することをおすすめできるサービスです。
- とりあえず転職サービスに登録しようと考えている人
- 転職実績と豊富な求人数を求めている人
- アドバイザーから専門的な転職のアドバイスを受けたい人
JACリクルートメント
運営会社 | 株式会社ジェイエイシーリクルートメント |
得意業界 | コンサルティング、管理職、各種専門職 |
対応エリア | 全国 |
求人数 | 約25,000件 (2022/4/18時点) |
JACリクルートメントは、年収600万〜1,500万円以上の求人を扱う、ハイクラス・ミドルクラスに特化した転職エージェントです。
約800名の転職コンサルタントが直接企業と求職者の双方とコンタクトを取るため、コミュニケーションの齟齬が起こりにくく、一人一人の求職者に適切な求人を紹介してくれます。
年収の高い求人が多く、ハイクラス求人に特化しているため、現在、管理職やスペシャリストとなっている人にとっては非常におすすめの転職エージェントです。
- ハイクラス求人で採用されて年収をアップしたい
- 丁寧な転職支援を受けたい
- さらに条件の良い会社に転職したい
アサイン
運営会社名 | 株式会社アサイン |
得意業界 | コンサル/IT/営業/財務・経理 |
求人数 | 明記なし |
拠点 | 東京 |
利用料金 | 無料 |
アサインは、20〜30代前半のハイクラスの転職に強みを持っている転職エージェントです。特にコンサルやIT業界、営業職への求人に強みを持っており、転職決定時の平均年収が850万円と若年層が転職で年収アップを目指す場合には、登録必須な転職エージェントといえます。
最初の面談では、キャリアの方向性や転職の希望を聞いてくれ、求人情報の紹介はありません。スキルやキャリアの方向性を合わせた求人情報を精査し、中長期的なキャリアの成功に近づける案件を3〜4社厳選して紹介してくれます。
- 20代30代から年収をアップしたい
- 中長期的なキャリアの成功に合わせて転職したい
- 営業やエンジニアなど、収入の高い業種のプロとして転職したい
まとめ
このページの内容をまとめます。
- 会社員の年収は7〜12万円程度のアップが平均値
- 今どれくらいの収入があるのかによって取りうる対策が違う
- 年収2倍を目指す方法は5つ
- 転職エージェントを利用した転職が最も簡単
以上です。