転職活動で企業の求人に応募する際に、履歴書・職務経歴書の提出は必須です。書類に記載する内容は、採用の合否に大きく影響します。
この記事では、履歴書・職務経歴書の書き方のポイントについて解説します。それぞれの違いが分からないという方でも理解できるよう解説しますので、是非参考にしてください。
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職務経歴書と履歴書の違い
まずは、職務経歴書と履歴書の違いを、記載する内容の違い・採用担当者に見られる内容の違いの2つの視点から解説します。
職務経歴書とは
職務経歴書とは、これまでの業務経験やスキルを確認するための書類です。書類選考の際は、合否を決める重要な要素となります。
職務経歴書には、決まったフォーマットがないのが特徴です。自身のこれまでの経歴や身に着けたスキル、自己PRなどを、見やすく・分かりやすくまとめることがポイントとなります。
多くの採用担当者は、履歴書よりも職務経歴書をメインに目を通して、採用の検討材料にします。なぜなら、転職・中途採用においては経歴よりも「何ができるのか」が採用のポイントになるからです。
職務経歴書は、書類選考通過の可否・採用の合否に大きく影響します。採用担当者に自身の強みが伝わるよう、ポイントをしっかり押さえて書く必要があるのです。
履歴書とは
履歴書とは、主に内定後に保管するための書類です。本人確認書類・人事情報としての役割があります。
定型フォーマットがあり、個人情報や職歴などの基本情報を一枚にまとめて伝えることが目的です。採用担当者は、応募者のプロフィール確認をするために履歴書に目を通します。
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記載する内容の違い
職務経歴書・履歴書に記載する内容は、それぞれの書類の目的を理解したうえで、目的に沿った内容を記載することが大切です。
書類 | 目的 | 記載するべき内容 |
職務経歴書 | 書類選考の合否の参考書類応募者の経歴やスキルの確認 | 書類選考に合格できる内容 |
履歴書 | 内定後の保管応募者のプロフィール確認 | 人事情報として保管する内容 |
それぞれの内容を詳しく解説します。
職務経歴書に記載する内容
職務経歴書には定型のフォーマットはありませんが、これまでの経歴をわかりやすく伝えたうえで、応募者の強みややる気を伝えることがポイントになります。
具体的に記載する内容の代表例は以下のとおりです。
項目 | 記載する内容とポイント |
職務要約 | これまでの職歴を、わかりやすく要約して記載する。他の項目も読みたいと思ってもらえるよう、端的且つ魅力的に仕上げることがポイント。 |
職務経歴 | 所属してきた会社別に、会社規模・事業内容・担当職務などを記載する。業務で工夫した点など、アピールポイントを組み込むことが大切。成果などもあれば記載する。 |
経験・知識・能力・資格 | 転職先でも活かせる経験・知識・能力・資格を記載する。長くなり過ぎないよう、箇条書きで書くことがおすすめ |
自己PR | 仕事に取り組む姿勢・意欲をアピールする。自身の強みをどのように業務に活かせるのか記載するのがポイント。 |
志望動機 | 企業のどこに魅力を感じて応募したのか、どう献していくのか熱意を乗せてアピールすることがポイント。 |
志望動機は、履歴書にも記載するものです。しかし、あえて職務経歴書にも記載することには理由があります。
それは、必ずしも採用担当者が職務経歴書・履歴書の両方にしっかり目を通すとは限らないからです。採用担当者は、主に職務経歴書をメインに目を通す傾向があります。
職務経歴書にも志望動機を記載することで、自身の熱意を伝えることができるのです。
また職務経歴書は、自身の強みや能力が相手企業にどのように貢献できるのかを、採用担当者にアピールすることが大切です。
そのためには、これまでの経歴から自身が身に着けたことを端的にわかりやすくまとめること、徹底的に自己分析して自身の強みを言語化することが必要になります。
履歴書に記載する内容
履歴書には、定型フォーマットがいくつかあります。市販のもので構いませんので、決まった内容を正確に伝えることがポイントです。
具体的に記載する内容の代表例は下記のとおりです。
項目 | 記載する内容のポイント |
学歴・職歴 | 学歴は高校以降は入学・卒業年次を、職歴は入退社歴を記載し、企業名も正確に記載する。離職理由は一言で記載する。年次は西暦・和暦のどちらかで固定する。 |
免許・資格 | 資格を取得した順番に記載する。免許・資格共に正式名称で記載する。合格証が交付されるものは「合格」、免許証が交付されるものは「取得」と記載する。 |
志望動機 | 自身の強みを、どのように活かせるかを伝える。応募先の企業のどのような点に魅力を感じたかを伝える。 |
履歴書は、自身のプロフィールを伝えることが主な役割です。定型フォーマットに沿って正確に書くことが大前提になります。
また、志望動機は300字前後でわかりやすくまとめることが大切です。アピールしたいポイントがたくさんある場合は、面接で補いましょう。
志望動機のよくあるNG例は以下のようなものです。
- どこの企業にも通用するような内容
- 給与や休日など、条件面のみの魅力しか記載されていない
- 前職の退職理由と、応募先企業への志望動機が一貫していない
他の企業にも通用する内容の志望動機は、採用担当者目線でみると、当社のことを理解していない・他社への応募用と併用されている、などと捉えられてしまいます。「その企業でなければならない理由」を伝えることが大切です。
給与や福利厚生面は、確かに大切な要素です。しかし、それだけでは「あなたがその企業にどのように貢献できるのか」が伝わりません。条件面への共感は、志望動機に記載する必要は特にないでしょう。
前職の退職理由と、応募先企業への志望動機が一貫していないと、採用担当者から「ちゃんと考えた上で選んでくれたのか?」と疑問に思われてしまうことがあります。
例えば、前職の退職理由が「専門性を磨きたくて」という理由だったのに、志望動機ではそこには触れずに「理念への共感」がメインになっている時などです。
前職の退職理由にもよりますが、キャリアアップを目指している場合は特に、退職理由と志望動機と一貫させることがポイントとなります。
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見られるポイントの違い
採用担当者は、職務経歴書・履歴書のそれぞれどのような点に着目しているのでしょうか?それぞれのポイントを解説します。
職務経歴書の見られるポイント
採用担当者が職務経歴書で着目するポイントは、「自社が求める人材像と乖離はないか?」です。企業には、求人を出すに当たった背景があります。
その背景から、求める人材像が設定されるのです。企業が求める人材像と乖離がないかを確認するために、着目するポイントは以下のものになります。
- 経歴
- 仕事への取り組み方
- これまでにあげた成果
職務経歴書を参考に書類選考する場合は、「選りすぐりの応募者を選定する」というよりは、「選考基準から大きく逸れている応募者を外していく」という目線がメインになります。
そのための参考になるのが経歴です。例えば、システム開発経験者を募集しているのに、全くの未経験者が応募していると、選考から漏れてしまう候補になる可能性があります。
しかし、経歴だけみると求める基準と乖離がある場合も、その他の要素で惹かれる部分があれば「一度面接して会ってみたい」と思ってもらえる場合もあります。その際に参考になるのが「仕事への取り組み方」や「これまでにあげた成果」です。
また、募集されている職種やポジションによっては、「これまでにあげた成果」が最重要視されることもあります。管理職などを募集している場合は、そのケースに該当することも多いでしょう。
履歴書の見られるポイント
履歴書は決められたフォーマットがありますが、それらの項目を通じて「入社意欲」や「熱意」を見られます。そしてそれは志望動機以外の項目からも滲み出ているのです。
- 写真
- 職歴
- 取得資格
これらの要素からも、「入社意欲」や「熱意」を感じとる採用担当者もいるのです。
例えば、写真の表情・髪型・女性の場合は化粧の仕方から、応募に対する熱意を確認します。
締まりのない表情や力のこもっていない目など、「この写真で良し」と判断する基準に疑問を持たれることもあるのです。他にも、写真のカットの仕方や糊付けの仕方にまで着目する採用担当者もいます。
街角のスピード写真で撮った写真と、写真館で撮影してもらった写真の違いは、何人もの履歴書に目を通してきた採用担当者にはわかります。
写真撮影のシチュエーションからも「熱意」は読み取れるので、履歴書用の写真は、時間があるのであれば写真館で撮影してもらうことをおすすめします。
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職務経歴書の記載のポイント
それでは、実際に職務経歴書を作成していく中でのポイントについて解説します。
大切なことは、アピールできるポイントを全て余すことなく伝えること、実務経験だけではなく、熱意もアピールすることです。勢いだけで進まないよう、冷静に俯瞰した視点も必要です。自分ならどんな職務経歴書が書けるか、イメージしながら読み進めてください。
企業から求められている人材像を分析する
職務経歴書を書き始めるまえに、企業がどんな人材を求めているのかを把握することが大切です。
それによって、実際の業務に繋がる自身のキャリアをリストアップでき、企業にとって有益な人材であることをアピールできるのです。企業から求められる人材像は、求人情報に掲載されている文章や、企業のHPに記載されている内容から読み取ることができます。
職務経歴書の作成に取り掛かるまえに、企業から求められている人材像を分析しましょう。
A4サイズ用紙2枚以内にまとめる
職務経歴書は、A4サイズ用紙2枚以内になるように、要点を整理して作成しましょう。
年齢が上がり、経歴が多い方ほど、職務経歴書の内容が長くなってしまう傾向があります。しかし、職務経歴書はあくまで職歴の全体像を捉えるものであることを意識しましょう。
あまりにも長すぎると、それだけで採用担当者の負担になってしまいます。読み手側の立場になって考えると、文章量が多いだけでネガティブな印象になりかねません。
経歴が多い場合は、「応募先の企業に活かせる経験や実績」をメインにし、その他の要素はコンパクトにしてメリハリをつけましょう。
経歴は具体的に記載する
職務経歴書を通して、あなたの経験やスキルを採用担当者に伝える必要があります。経歴は具体的に記載し、自分の能力をハッキリとアピールしましょう。
特に実績面は、数字を用いて具体的に記載するよう意識してください。例えば、営業職で頑張ってきた経歴をアピールしたい場合は、「年間で○○万円の売り上げを計上」など記載するとよいでしょう。
経歴を具体的にアピールするには、「5W1H」や「STAR」などのフレームワークに当てはめて記載することもおすすめです。
具体的に記載しようとすると、文章が長くなってしまうことも懸念されます。
- 箇条書きで書く
- 相手にとって重要ではない部分は省略する
このように、読み手側が読みやすい文章にまとめられるよう工夫することも大切です。
レイアウトは見やすさを重視
職務経歴書のレイアウトは見やすさを重視しましょう。何がどこに書いてあるのかを一目でわかるようにレイアウトを整えることで、採用担当者の負担が減り、隅々まで目を通してもらうことができます。
- 項目ごとに見出しをつける
- フォントの種類やサイズを揃える
- 重要な部分は太字にする
- 適度に余白を入れる
このようにメリハリをつけ、見やすいレイアウトになるよう工夫しましょう。職務経歴書のレイアウトのサンプルはインターネット上にテンプレートがいくつもあるので、参考にするとよいでしょう。
面接で質問されることを意識する
書類選考を通過し、面接に進んだときも、採用担当者は職務経歴書・履歴書を手元に用意して面接を進めていきます。職務経歴書の内容を参考に、採用担当者が気になった点を質問されることを想定しておきましょう。
「こういう質問がくるだろう」とある程度目星を立て、回答を準備しておくことも大切です。
また、職務経歴書には書かれていない要素をプラスできるように、エピソードを交えて具体的に話せるとよいでしょう。
エピソードはあなたのスキルや能力を発揮できた実例を伝えられる、強烈な武器となります。これまでの経験を棚卸しして、具体的なエピソードを話せるよう準備しておきましょう。
職歴がない場合のPRポイント
応募したい職種に関連する職歴がない場合、もしくは何らかの事情で職歴に空欄がある場合は、経験やスキルがない分、圧倒的な熱意を伝えることがポイントです。
その企業のどこに惹かれているのか・なぜその職種を希望しているのか、などに焦点を絞り、些細な取り組みであっても臆せずアピールしましょう。
例えば、その職種に関するスクールに通っている・その職種に関する書籍を読んでいる、などでも十分アピールできます。実務経験以外にも、十分アピールするに値する経歴があるはずです。
熱意を余すことなく伝えることができれば、採用担当者の心にもきっと響くはずです。
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職種別の職務経歴書でのアピールポイント
企業や職種によって、職務経歴書でアピールするべきポイントは変わってきます。その職種に求められていることと、自身の経験やスキル・強みが一致している点を探すことを意識しましょう。職種別にポイントを解説していきます。
営業職
さまざな業種はありますが、「顧客に商品やサービスを提案する」という営業職の大枠は同じです。
取り扱っていた商材、顧客の規模や数、売上・営業実績、顧客評価、社内評価(表彰の経験・成績)などを具体的に記載するとよいでしょう。
また自身が顧客と接していく中で意識してきたことを記載して、転職後にどのように貢献できるかをイメージしてもらえるよう意識しましょう。
事務職
事務職は、資料作成や数値管理など、業務範囲が多岐に渡ります。そのため、他業種でも共通点が多いです。
また、他の職種からの転職でも、事務職との共通点は見つけられるはずです。例えば、何らかの販売に関わっていた職種なら、数値管理にも関わっていたのではないでしょうか。
PCスキルやコミュニケーションスキルもアピールしやすいポイントです。これまでの業務の中で工夫したことや、改善してきたことなどを、エピソードを交えて記載するとよいでしょう。
企画・マーケティング・クリエイティブ職
会社の規模によって、関わる領域が大きく変わってくるのがこの職種の特徴です。
自身がこれまで関わってきた部署の規模や領域など、明確に記載しましょう。そのうえで、自身の強みやこだわりを伝えられるとよいでしょう。
IT・エンジニア職
主にスキルや実務経験が問われる職種です。これまでの経験や関わっていた業務を、端的に分かりやすくまとめるとよいでしょう。
また、日々新しい技術が生まれる業界なので、勉強熱心さが問われる職種でもあります。知識やスキルを伸ばしていくために取り組んでいることなども記載できるとよいでしょう。
専門職系
コンサルタントや不動産などの専門職系は、関わってきたプロジェクトや、自身が持っている専門知識などの具体性が重要です。
表などを用いて、わかりやすく伝えられるようにしましょう。
医療・福祉・介護系
これらの職種は、実務経験同様にコミュニケーションスキルも大切になります。
これまでの社会人経験でコミュニケーションにおいて意識していたことや、チームや組織の連携について学んだことも、アピールポイントとして活かせるでしょう。
建築・土木技術職
実務経験と同時に資格の有無も大切な職務です。しかし、働きながら資格取得のサポートをしてくれる企業もあります。仕事への取り組み方や熱意を伝えることも大切です。
サービス・販売職
顧客へのサービス提供・提案で意識してきたことや実績のアピールも大切ですが、マネジメント能力も重要視される職種です。
過去の会社の事業内容や規模の他に、後輩を指導するうえで意識してきたことなどもアピールしましょう。
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職務経歴書の3つのフォーマット
- 編年体形式
- 逆編年体形式
- キャリア式
職務経歴書には以上の3つのフォーマットがあります。それぞれのメリットやポイントを解説します。
編年体形式
編年体形式は、時系列に沿って職歴を記載していく、職務経歴書のフォーマットの中でも最もスタンダードなフォーマットです。特に、社会人経験が短い方や、転職回数が少ない方に向いているといわれています。
編年体形式で作成するメリット
編年体形式のメリットとして、履歴書の職歴欄と連動しているので、採用担当者にとって分かりやすく仕上げられる点が挙げられます。また、業務に対する習熟度が上がっていく様子を分かりやすく伝えられるのもメリットだといえます。
編年体形式で作成するときのポイント
編年体形式は、そのシンプルさゆえに単調になりやすいというデメリットがあります。表組み・箇条書き・太字など、単調にならないよう工夫することがポイントです。
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逆編年体形式
逆編年体形式は、その名のとおり編年体形式とは逆に、直近の職歴からさかのぼっていきながら記載していくフォーマットです。転職回数が多い方や、自身の経験・スキルをアピールしたい方に向いているといえます。
逆編年体形式で作成するメリット
直近の職歴をアピールできるのが逆編年体形式のメリットです。最もアピールしたい要素が直近の職歴にある場合、編年体形式だと後半部分での記載になってしまい、埋もれてしまう可能性があります。
最もアピールしたい実績が埋もれてしまうことを防げるのが最大のメリットだといえます。
逆編年体形式で作成するときのポイント
直近の職歴を最大限にアピールするために、その他の職歴とのボリュームに差をつけるとよいでしょう。直近の職歴についてはエピソードを交えながら詳細に記載し、その他の職歴は概要のみにするなど、メリハリをつけるとよいでしょう。
もちろん、編年体形式同様に単調にならないような工夫も必要です。
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キャリア式
キャリア式とは、これまでの職歴を職務内容別にまとめた形式です。専門スキルなどを項目別に記載できるため、エンジニア職などの専門的な技術職の方におすすめのフォーマットです。
また、会社名よりも職務や業務などが見出しに設定されるため、同じ職種の中で転職回数が多い方にもおすすめのフォーマットだといえます。
キャリア式で作成するメリット
キャリア式は経験した職務や業務ごとにまとめて記載していくため、自身のスキルや強み、得意分野などを存分にアピールできることがメリットです。
また、転職回数が目立たないように仕上げられる点もメリットだといえます。
キャリア式で作成するときのポイント
キャリア式の職務経歴書は、経歴の流れがわかり辛いというデメリットがあります。そのため、冒頭に編年体形式での経歴を簡単にまとめておくことをおすすめします。
また、それぞれの職務で得てきた自身の強みをまとめて、自己PRとして見出しを用意して記載するとよいでしょう。
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履歴書の記載のポイント
続いて、履歴書を作成していく中でのポイントについて解説します。履歴書も十分に採用担当者にアピールできる要素となります。以下の点に注意しながら記載していきましょう。
キャリアの一貫性
履歴書を作成する際は、キャリアの一貫性を持たせることがポイントです。とはいえ、既に過去の経験となっている職歴に一貫性がない場合は、職歴を詐称することはできません。
しかし、職歴に一貫性がない場合でも、自己PRや志望動機でキャリアの一貫性をアピールできます。これまでの職歴、とくに前職とこれから応募する企業の共通点を探してみましょう。
- 社内の風通しが良い
- 人と接する機会が多い仕事
- 数字と向き合う仕事
- 同僚と切磋琢磨できる環境
例えば上記のような項目のように、何らかの共通点があるのではないでしょうか?
それらの共通点をキャリアの一貫性を裏付ける要素として、自己PRや志望動機に取り入れましょう。また、その共通点と自身の強みを結びつけることも大切です。
キャリアに一貫性がないように見える職歴でも、採用担当者に十分アピールできます。
スキルや経歴を担保する資格等を保有しているか
資格は、スキルや経歴を裏付けて担保するという効力があります。応募先の企業の事業内容や募集されている職種に関わる資格を保有していることで、自身が転職後に企業に貢献していけることへの証明となるのです。
もしも現状は資格を保有していないのなら、資格を取得してから転職しても遅くないのかもしれません。特に、技術職など同職種での転職する場合は、転職のタイミングを再考することをおすすめします。
フォーマット通りに記載できるか
市販されている履歴書や、インターネットでダウンロードできる履歴書のフォーマットには、いくつかの種類があります。自身がアピールしたいポイントに合わせて、履歴書のフォーマットを選ぶことが大切です。
- さまざまな項目をバランスよく記載できるフォーマット
- 経歴を強調できるフォーマット
- 自己PRや志望動機を強調できるフォーマット
- スキルや強みを強調できるフォーマット
さまざまなフォーマットを比較してみて、自身に合ったものを選びましょう。
本人希望記入欄について
条件面での希望がある際も、ここには記入しないことが一般的です。ただし空欄にはせず、「貴社規定に従います」と記入しましょう。
応募先の企業がいくつかの職種の求人を出している場合は、希望する職種を記載します。例えば、「事務職を希望します。待遇などは貴社規定に従います。」と記載するとよいでしょう。
その他、在職中などの場合は、連絡手段に関する希望を書く欄としても使用できます。連絡時間帯に希望がある場合は、「在職中のため、平日日中は電話に出れません。e-mailでご連絡頂ければ、折り返し連絡致します」など記載しておきましょう。
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職務経歴書・注意点の提出前にチェックすべきポイント
職務経歴書・履歴書共に作成にはある程度の時間がかかります。出来上がった時点で満足してしまいがちですが、一度読み直して最終的な確認も大切です。以下の内容を、提出前にもう一度チェックしましょう。
- 日付は提出日になっているか
- 和暦・西暦が混同していないか
- 文字のサイズ・フォントは統一されているか
- 漢字の変換ミスはないか
- 数値で表せる部分は数値を用いているか
- 文章は長すぎないか
- 箇条書きや表などを用いて、見やすく整理されているか
- 改行や空白を用いて、読みやすくなるよう工夫されているか
- 空白・空欄が目立ちすぎないか
- 募集内容と、アピールしているスキル・経験に乖離はないか
- 社内でしか通用しない語句が使われていないか
- 伝わらない専門用語を使っていないか(異業種への転職の場合)
特に異業種への転職の場合、他の業界の方には伝わらない専門用語を使ってしまうことがよくあります。また、文章が長すぎる場合は採用担当者の負担となり、読む気を削がれてしまいます。
これらのミスを防ぐためには、一度第三者に確認してもらうことをおすすめします。
キャリア相談サービスや転職エージェントでは、転職書類の添削をしてくれるサービスもあるため積極的に利用するとよいでしょう。
これまでの職歴、転職希望先の専門知識がない人にも伝わるように仕上げられていること、ストレスなく読み進められることが、理想的なゴールだともいえます。
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応募書類提出時のマナー
職務経歴書・履歴書の提出方法は、郵送・メール・面接時に直接持ち込みのいずれかの方法になります。それぞれの場合の、一般的なマナーについて解説します。
郵送する場合
応募書類を郵送で提出する場合は、A4書類を折らずに封入できるサイズの封筒を選びましょう。色は白・茶・水色のいずれかが適切です。
郵送の場合は、送付状の用意も必須です。送付状は、基本的なビジネスマナーが身に付いていることのアピールにもなります。
封筒に入れる前にクリアファイルに入れ、上から送付状・履歴書・職務経歴書・その他種類の順番になるよう重ねましょう。封筒の表面左下には、「履歴書在中」と赤字で記載し、四角で囲みましょう。
メールで提出する場合
メールで提出する場合は、ファイル形式の指定があるか確認しましょう。指定がある場合は、必ず指定の通りの方法で提出しましょう。ファイル形式の指定がない場合は、PDFで送付することをおすすめします。
PDFで送付することで、レイアウトが崩れずに印刷しやすく、データの変更もできません。応募時のメールには、応募種類が添付されていることがわかるよう、件名に記載します。
また、個人情報が書かれたファイルが添付されるので、ファイルにパスワードを設定することが一般的です。
面接時に直接持ち込みの場合
面接時に直接持ち込む場合は、郵送時と同様に封筒・クリアファイルを使用しましょう。
受付で提出する際は封筒ごと手渡し、面接官に直接手渡すときは、封筒から出して封筒の上に添えて一緒に手渡すことがマナーとなります。また、相手が読みやすい向きで手渡すことが鉄則です。なお、直接手渡しする場合は、送付状や添え状は不要です。
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dodaのレジュメビルダーが簡単でおすすめ
「職務経歴書に何を書けばいいかわからない」
初めて職務経歴書を作成する方は特に、このような悩みがあるのではないでしょうか?
そのような方には、dodaのレジュメビルダー
テンプレートに沿って入力していくだけで職務経歴書を簡単に作成でき、短時間で質の高い職務経歴書が出来上がります。そのため、採用確率のアップも期待できるでしょう。dodaのレジュメビルダーのポイントや使い方について解説します。
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dodaとは
doda
dodaレジュメビルダーの特徴
- 職務経歴書の作成に苦手意識がある
- 職務経歴書の作成が面倒
- 職務経歴書に何を書けばいいかわからない
これらの悩みを、dodaのレジュメビルダーなら解決できます。
職務経歴書の作成はわずか3ステップで完了し、決まった項目を入力していくだけなので、簡単に職務経歴書を作成できます。何を書けばいいかわからない方のために、例文やアドバイスも記載されています。
完成した職務経歴書はwordやPDFでデータ化できるので、コンビニや自宅で印刷も可能です。簡単な作業で質の高い職務経歴書を作成できる、転職希望者にとって心強いサービスなのです。
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dodaレジュメビルダーのメリット
- 30年以上の採用成功実績から、ノウハウが凝縮されている
- テンプレートに記入するだけなので、作成時間を大幅に削減できる
- スマホからも入力できるので、隙間時間に職務経歴書を作成できる
職務経歴書は決まったレイアウトやフォーマットがないため、自由度が高い分、作成者の文章力やプレゼン能力が試されます。採用担当者がどんな情報を欲しているのか、応募者の立場から想像することは簡単ではありません。
その点dodaレジュメビルダーなら、dodaがこれまで積み上げてきた採用成功実績から、採用担当者目線で職務経歴書に必要な項目が抽出されています。採用に直結する職務経歴書の項目・レイアウトで作成可能なのです。
また、ゼロから構成を組み立てながら職務経歴書を作成することは、それ相応の時間を要します。在職中に転職活動をする方にとっては、職務経歴書を作成する時間の捻出にも一苦労です。
dodaレジュメビルダーなら、わずか10分ほどで職務経歴書を作成できるので、作成時間を大幅に削減できます。また、スマホでの入力も可能なので、仕事の休憩中や移動時間など、隙間時間に職務経歴書の作成を進められるのも大きなメリットです。
時間をかけず、簡単に質の高い職務経歴書を作成できることが、dodaレジュメビルダーを利用するメリットだといえます。
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dodaレジュメビルダーの利用方法
dodaレジュメビルダーの利用は、以下の手順で進めていきます。驚くほど簡単に、質の高い職務経歴書を作成可能です。
dodaに会員登録
レジュメビルダーはdodaへの登録者しか利用することができないため、まずはdodaの公式サイトから会員登録をします。登録は無料ででき、手順も簡単です。
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名前・メールアドレス・パスワードなど必要情報を入力するだけで登録完了です。
公式サイトからレジュメビルダー作成画面へ
会員登録が完了したら、公式サイト下部の「診断・書類作成ツール」からレジュメビルダーを選択します。新規作成をクリックすると、職務経歴書の作成が始まります。以降の3ステップの入力で職務経歴書が完成します。
職務経歴の入力
表示に従って、作成を進めていきます。まずは、職務経歴書のタイトルの入力です。「株式会社〇〇様用職務経歴書」など、後で見たときに分かるようにタイトルを設定しましょう。
続いて、希望職種を選択肢の中から選択します。その後、職務経歴の入力です。
- 会社名
- 入社年
- 入社月
- 退職年
- 事業内容
- 企業情報(資本金)
- 企業情報(売上高)
- 企業情報(従業員数)
- 企業情報(上場)
- 業務内容
- 職位/役割
- 業務開始時期(年)
- 業務開始時期(月)
- 業務終了時期(年)
企業情報は、該当企業のHPで確認できるはずです。項目数は多く見えますが、それぞれの項目は数秒で入力できるので、どんどん進めていきましょう。
スキルの入力
前職までの経験や培ってきたスキル、保有している資格などを入力します。希望する職種や企業の事業内容に関係ないと思われるような資格でも、第三者から見れば魅力的に思えることもあります。
例えば、英語を全く使うような事業内容ではない企業だとしても、外国人用のマニュアル作成を計画している可能性があるかもしれません。そういった際に英検の資格を魅力的に感じてもらえる可能性もあるのです。資格は出し惜しみせずに、全て入力しておきましょう。
自己PRの入力
これまでの職歴でどのような点を意識して取り組んできたか、これまでの経験をどのように活かして応募先の企業に貢献できるのか、自身の強みは何なのか、採用担当者に自身を売り込むつもりで自己PRを入力しましょう。
また、業務には関係ないことでも自己研鑚していることをアピールすると、採用担当者に好印象を与えられる可能性もあります。
例えば、「毎月10冊以上の読書を欠かさない」とアピールすれば、「勉強熱心な人物」だと思ってもらえるかもしれません。自身のプラス要素となるものは、積極的にアピールしましょう。
職務経歴書完成
ここまでのフェーズ全て完了すれば、職務経歴書が完成です。出来上がった職務経歴書は、プレビューをクリックすると確認できます。また、内容の修正や加筆も自由にできるので、応募先の企業に合わせて内容を微調整することも可能です。
その際は、文章の意味合いが通じないものにならないように注意してください。
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まとめ
転職で有利になる履歴書・職務経歴書の違いや、書き方のポイントについて解説してきました。履歴書・職務経歴書にはそれぞれの役割があります。役割に応じて適切な内容を記載することが大切です。
特に、面接前に書類選考になる場合は、履歴書・職務経歴書の内容が選考の全てになります。履歴書に添付する写真一枚の選定から、真剣に取り組みましょう。
職務経歴書の作成には多数のポイントがあり、自身の実績やスキルを余すことなく伝えるプレゼン能力も問われます。
初めて転職する方や、職務経歴書の作成に苦手意識がある方は、dodaのレジュメビルダーの利用がおすすめです。プロの視点から見ても有効な応募書類を、短時間で簡単に作成できます。
転職活動は、応募書類の作成以外にも気を配るべきポイントが多数あります。より良い環境に飛び込めるよう、妥協せずに取り組んでください。
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