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弁理士の年収は?弁理士の仕事内容や業界、資格取得難易度などを徹底解説

弁理士の仕事内容や業界、資格難易度などから徹底解説

※本ページにはPR(プロモーション)を含みます。

弁理士とは、特許権や商標権などの知的財産権に関する専門家です。一般的な認知度は他の資格と比べると高くはありませんが、その専門性と仕事の幅の広さから、比較的会社員のキャリアアップの目標とされている資格です。

弁理士公式ホームページ

このページでは、弁理士の年収や働き方による収入の違い、取得にかかる費用、難易度について解説します。

目次

弁理士の年収

年収

まずは、最も気になるであろう弁理士の年収についてみていきます。

弁理士の平均年収を、厚生労働省が監修しているjobtagから読み解くと、945.4万円となっています。

日本の平均年収が400万円台であることから、非常に年収が高いことがわかります。しかし、このデータには他の専門資格の職業も含まれている可能性があり、さまざまな情報を加味すると、700万円前後が弁理士の平均年収といえます。

弁理士の年収・給与形態例

年収・給与形態例

ではここからは具体的に「弁理士を募集している求人」として転職サイトdodaに掲載されているものを例に挙げてご紹介します。

弁理士法人

業種弁理士法人
給与条件月給:321,400円 + 賞与:年2回
入社時想定年収700万円
年間休日125日以上
弁理士資格歓迎(ほぼ必須)

企業内法務・行政対応担当

業種介護・教育事業
給与条件月給:27万9000円 + 賞与:年2回
入社時想定年収540万円
年間休日113日
弁理士資格歓迎

法律事務所特許業務

業種弁護士法人
給与条件月給:450,000円 + 賞与:年2回
入社時想定年収700万円
年間休日128日
弁理士資格必須

募集されている企業やポジションからわかるように、一般的な事業会社の法務部門や法律系の専門事務所での特許業務がメインの仕事になります。

弁理士の資格を活かして年収アップを狙う方法

年収アップを狙う方法

ここまでみてきたように、弁理士の収入や雇用条件は雇用される法人やポジションによって差があります。 

ここからは、弁理士の資格取得者が年収を上げる方法について解説します。主に次の4つになります。

  • 独立して稼ぐ
  • 法律事務所に所属して稼ぐ
  • 昇進して稼ぐ
  • 資格手当で安定的に稼ぐ

1つずつ詳しくみていきます。

独立して稼ぐ

弁理士は、知的財産権に関する専門家であり、非常に専門性と需要の高い資格です。認知度がそこまで高くないため、あまり知られていませんが、弁理士事務所や特許事務所のような名称で、独立開業をしている方も少なくなく、企業相手に活躍することができます。

規模の大きい企業と中長期的な契約を締結することができれば、比較的安定して稼ぐことができます。

法律事務所に所属して稼ぐ

弁理士の資格を保有していると、法律系の専門事務所として、弁護士事務所や弁理士事務所に所属することができます。

弁護士事務所の中でも、特許や商標権により専門性を持っているため、弁護士ではなく弁理士に仕事を振ることも少なくありません。

こういった法律事務所に所属すると、完全に所属する人の法律の専門家としての実力次第になりますが、弁理士の働き方や価値にも理解があることから、一般企業に所属するよりも給与が高くなることがあります。

昇進して稼ぐ

主に企業の法務部門や経営企画部門などでのお話になりますが、弁理士資格などの法律系の難関国家資格を保有している人材が法務や企画部門のトップに昇進することが少なくありません。

昇進することによって基本給が上がったり、マネジメント職にだけつく手当があったりなど、給与アップに繋がります。

資格手当で安定的に稼ぐ

企業の法務部門などでは、弁理士資格を保有している人材に対して資格手当を支給していることがあります。こういった企業で働く中で弁理士資格を取得すれば、安定して給与がアップすることになりますので就業規則や給与制度などを確認すると良いでしょう。

弁理士の資格試験の難易度や取得に必要なお金

取得に必要なお金

ここからは、弁理士試験、資格取得に必要なお金や難易度について解説していきます。

弁理士の試験の概要と難易度

スクロールできます
項目内容
種類国家資格
受験資格なし
合格率6〜8%
勉強時間目安2,500時間(1〜数年)
申し込み期限4月上旬
試験日程5月下旬:短答式筆記試験(1次試験)
7月上旬:論文式筆記試験(2次試験・必須科目)
7月下旬:論文式筆記試験日(2次試験・選択科目)
10月下旬:口述試験
合格発表11月上旬〜中旬

この弁理士試験のスケジュールをみると、「非常に長い期間で試験を行う資格」であることがわかります。また、難易度が非常に高く、合格に必要な勉強時間が長いことも特徴として挙げられます。

そのため、簡単に取得できる資格ではなく、腰を据えて年単位でチャレンジする資格であると言えるでしょう。

弁理士の資格取得にかかる費用

弁理士試験で合格するまでにどんな費用が発生するのかを解説します。

受験手数料:12,000円

弁理士試験の受験費用は、1度に12,000円必要になります。合格までに何度受験すればいいのかというのは、人によりますのでなんとも言えない点ではありますが、合格率が高くない試験であるということを考えると、複数回受験するということも意識しておくと良いかもしれません。

市販のテキスト・教材購入費:1〜20,000円

弁理士試験に対する勉強については、市販のテキストのみで完了している人は多くはないかもしれませんが、市販のテキストを一通り揃えようとすると、1〜2万円程度はかかります。

もちろん、さまざまな会社から出されていますので全て買おうとすればさらに高くなるでしょう。

スクール:3〜500,000円

弁理士の受験勉強は、通信講座もしくはスクールを契約して勉強していくことが一般的です。

契約するコースや会社によっても金額は変わりますが、一般的に年間数十万円ほどかかります。自分に合うスクールを契約することが合格に最も近づきますので、以下のような弁理士受験のスクール・通信講座から比較して、契約していきましょう。

まとめ

このページでは、弁理士の年収や働き方、資格の取得難易度などについて解説しました。

  • 弁理士資格は取得できれば、年収アップが期待できる
  • 独学でも取得ができるが短期で取得を目指すなら通信講座や予備校がおすすめ
  • 費用を抑えて通信講座を利用するならSTUDYingがおすすめ
  • 弁理士を取得するまでにかかる費用は独学と予備校・通信講座で大きく変わる

このページを参考に、ぜひ弁理士にチャレンジしてみてください。

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